神田にある立飲みのできる「加島屋酒店」のことを何度か取り上げたことがある。
4月11日も同店に立ち寄ったところ町内会の方が飲んでおり、隣になったことからいつしか話をし始めた。その時に、この店の界隈には都が選定した歴史的な建物が5つある。ということを教えてもらった。
正確には『都選定歴史的建造物』なる建物が神田須田町一町目の一画(昔の住所だと連雀町の一画)にかたまっていた。なんでもこの界隈は奇跡的に戦災を免れ、大正時代、昭和の初期の頃の木造建築が残っているようだ。
せっかく聞いたことだし、建物好きなので、先週昼休みに確認してきた!その後、Webでも調べたので併せて記録しておこう。看板も特徴的。
(1)神田まつや・・・大正14(1925)年建設
和風総本家でも何度か見た蕎麦屋だ。
(2)ぼたん・・・昭和4(1929)年建設
「鳥のすきやき」の老舗だ。看板は2つ。
(3)竹むら(竹邑)・・・昭和5(1930)年建設
「甘味処」というのか「おしるこ屋さん」というのか。
(4)いせ源本館・・・昭和7(1932)年建設
「あんこう料理」専門店だ。
そして残る1つが『神田 藪蕎麦』だった。大正12(1923)年の歴史ある建物だったが、昨年2月の火災により滅失、当然選定を解除された。今は↓。
参考にマップも載せておこう。緑色の所が「加島屋酒店」で、南東に「まつや」、3つ隣に「ぼたん」、その先に「いせ源」、反対には「竹むら」、北に「藪蕎麦」だ。一番離れている「まつや」と「藪蕎麦」でも100mほどしか離れていない密集具合だ。
ところで、歴史的建造物のお店の味については、どこにも入ったことがないので分からない。