10月19日も歯科クリニック。この日は唾液検査の結果を教えてもらったので記録しておく。
唾液検査は簡単に言うと、人それぞれの虫歯になる原因を知り、自身にとって効果的な予防方法をしることができる・・・検査だ。
初体験だったので、まず、10月5日に行なった検査を簡単にいうと、
1.唾液の分泌を促すため、ガムみたいなものを5分間咬みながら、ビーカーに唾液を集める
2.リトマス試験紙みたいなものに唾液を垂らして色の変化をみる
3.舌に細長いプレート状のモノをあて、虫歯菌1を採取→培養
4.採取した唾液を培養体にかける→培養 虫歯菌2の検査
あとは、3日間の起床・就寝時間、歯磨きをした時間、食事・間食・飲物をとった時間と内容を記録したものを提出し、問診のように歯磨き粉を使用する時の長さ、うがいの回数などなど様々なことを聞かれた。
ちなみに、虫歯菌は、ミュータンス菌(虫歯のきっかけを作る菌)とラクトバチラス菌(虫歯を進行させる菌)という2種類の菌。どちらかの菌は、元々無いのに2~3歳までに移って定着するヤツだ。
さて、検査結果は、それぞれの検査で4段階位に分けられていて、一つ一つ説明を受けた。
唾液の量は中の上、唾液のチカラは問題ない、虫歯菌は両方少ない方、食事習慣は基本的に間食はしないし糖分の入った飲物も飲まないので内容・頻度とも良!
さらに検査結果を10項目3段階に分類し、それを合わせて円グラフが作成されていた。今後のう蝕を避ける可能性が%で表示されている。
10項目は、う蝕経験、食事内容、飲食頻度、唾液分泌速度、唾液緩衝能、プラーク量、フッ化物プログラムなどなど。「う蝕」とは、虫歯になることを指すようだ(初めて聞いた単語)。
で、私のう蝕を避ける可能性は38%。同程度の方が100人いたら62人は虫歯になるわけだ。・・・思っていた以上に悪い。それはそうだ、大人になって虫歯になったのは20代前半の頃の1回しかない。どういうこと!?
説明によると、菌や唾液は問題ないがフッ素を使用していないので感受性が高くなり、う蝕になるリスクも高まっているそうだ。
フッ素は虫歯予防に有効で、歯磨き粉には大概含まれている。ん?歯磨きしてますけど!と思ったら、私がこの4~5年ほど使っているアレとかコレとかの歯磨き粉は、歯周病予防を目的にしたタイプでちょっとお高い。しかし、それらにはフッ素が入っていないというのだ。
なんてこった。歯周病予防のためと毎回使っていたのに、虫歯予防には役に立ってないようだ。
ただ、私にとっての予防方法は簡単だ。夜か朝のどちらかの歯磨きをフッ素入りの普通の歯磨き粉を使えば良いという。その際のうがいは2回までに。何度もうがいをすると流れてしまうらしい。
これにより、う蝕を避ける可能性は84%に上がる。簡単で効果はスゴイ。
さらに歯の汚れ診断19%を15%以下にすると(これは少ない値の方が良い)、う蝕を避ける可能性は90%になる。このためには、歯間ブラシが大事だが、なかなか毎日しっかりとは簡単ではない。
とはいえ、私の虫歯の予防方法は分かったので、朝は子供達が使っている普通の歯磨き粉を使っている。もう84%だ!
ところで、文字にするとよけい違和感がある『歯磨き粉』。もう、かなり昔から粉じゃない。かといって「練り歯磨き」というのもピンとこないけど・・・。