前回の日記で触れたが、先週末の一般的三連休の天気予報は徐々に良くなり、9月25日(日)は天気になった。ヒガンバナの(隠れた)名所が埼玉県比企郡吉見町にあることが分かったので、他の観光スポットと併せて行ってみることにした。
「さくら堤公園」は、桜並木が1.8km続く花見の名所で、早春には桜と菜の花のコラボが楽しめるようだが(まだ見に行ったことはない)、ヒガンバナも公園の全域で多数見ることができ“彼岸花の名所”といえるスポットだった。
当日の訪問先の一番最後、昼12時頃に駐車場に到着。田園風景の中、並木のある堤が南北に続いていた。駐車場はその真ん中辺り。ちょうど駐車場に戻ってきた方がいたので、「初めてなので教えてもらいますか?」と声を掛け、回り方・見所を教わった。
堤体上の遊歩道は、総延長46kmというサイクリングコースの一部にもなっていて、ときどきサイクリストが気持ちよさそうに走っていく。車椅子やベビーカーでも支障無さそう。堤の両側でヒガンバナが見られる。
主に公園の南側の西向き斜面で、密に咲いているところが多かった。
公園の南端近くで堤下に降りる道があり、戻りは堤下の遊歩道を進む。また違った風景が楽しめる。
堤&桜並木&彼岸花の風景は、県内では有名な幸手市「権現堂堤」に似たイメージだ。
歩いてきた遊歩道を振り返る。やや横から見ることになるので、赤い絨毯感が増す。
公園の北端近くの西向き斜面。疎らだったり、密だったり、野趣があって雰囲気良し。
有名な彼岸花の名所に比べると、人の少なさがとても良い。ただ、こういうスポットに居がちなコスプレイヤーが4組ほどいた。花の密になった場所で、なかなか移動してくれない。気になる。
田園を背景に、日当たりヒガンバナ。
花にとまるアキアカネも見られた。
さくら堤公園は、ちょうど中央部分を道路が横切っているため、南北に分断されている形だが、遊歩道は道路上を橋で繋がれている。その橋の下に不思議な構造物があった。両側に階段があるけどフェンスで閉じられている。壁部分には凹みが2本。
これは、その昔に利用されていた橋脚かもしれない。凹みは万一の増水時に板状のモノを渡して水害を防ぐためかも。車道を通行するトラックなどの高さに対応するため、橋の位置を上げたのだろう(と勝手に推察)。
次回は、春の花見にも行きたいと思う。