鎌倉時代の歌人「藤原定家」が京都で目撃し、日記『明月記』に書き残した赤いオーロラは、太陽活動が活発化し、巨大な磁気嵐が連続して起きたため生じたことが分かった。というニュース。
そのニュースに驚いたが、まずは『定家』の名前に見覚えがあったので確認することに。といっても文学的なことではなく、植物のこと。
5年前に『テイカカズラ(定家葛)』を初めて見て、別ブログで取り上げたことがあった。キョウチクトウ科テイカカズラ属のツル性常緑低木で、名前は藤原定家にちなんで付けられたとされている。その藤原定家だった。個人的にちょっと驚いた。
藤原定家(ふじわら の さだいえ)は、鎌倉時代初期の公家・歌人。諱(いみな:
人の死後尊敬しておくる称号)は「ていか」と音読みされることが多いようだ。それでテイカカズラか~。
人の死後尊敬しておくる称号)は「ていか」と音読みされることが多いようだ。それでテイカカズラか~。
オーロラのニュースは、定家がつけていた日記『明月記』(めいげつき)に記された「赤気(せっき)」の記述が、オーロラであったと裏付けられたもの。13世紀初頭の京都はオーロラを観測できる条件に合致することも分かったというから驚く。
さらに、定家の『明月記』は治承4年(1180年)から嘉禎元年(1235年)までの56年間にわたり克明に記録した日記だというから凄い。
同じ日記とはいえ比べものにならないけど、私の時々日記も記録として役立っているかな(あくまでも個人的に)。
私の場合、自宅の垣根がテイカカズラで7年前に父が亡くなってから1年間、やたらと伸びるので夏に苦労したことと、百人一首が好きなので、藤原定家のこともよく知っておりましたが、「明月記」とオーロラの話は初めてでした。
定家さんは歌人と今の世で言われていますが、研究家でもあったのかもしれませんね。