4月30日(土)、近場での観光&樹見散歩にと、妻と一緒に埼玉県越生町の『五大尊つつじ公園』に行くことにした。初めて行くのに、勢いで圏央道に乗ったら降りる所を間違えて・・・手間取った。
行く途中に『山吹の里』というのがあったので、トイレ休憩を兼ねて立ち寄る。周辺一帯を「山吹の里歴史公園」といい、シンボルの水車小屋に、約3,000株のヤマブキが花を咲かせるようだ。背後の山が公園になっていて、遊歩道もあるようだが(また別の機会とし)、目的地に向かう。
『五大尊つつじ公園』は、5体の明王像※を祀った五大尊堂の参道・境内から南側の山の斜面に拡がるツツジ園で、10種類、約1万株のツツジが植栽されている。
※不動明王、降三世(ごうざんぜ)明王、大威徳(だいいとく)明王、軍荼利(ぐんだり)明王、金剛夜叉明王)
この時期だけかもしれないが、駐車料金400円、入場料200円/人。
お堂を下から見上げる。中央階段は見学を兼ねたクネクネのコース。右側の案内板の裏に階段の参道がある。
階段を上った先にお堂がある。明王像は「平安時代末期の造立で、中世以前の五体そろった作例としては県内唯一のもので、県の有形文化財に指定されている。」
ツツジ園は、お堂のある斜面から南側に続く山の斜面を利用している。約3ヘクタールあるとか。そこそこの山道を歩くしアップダウンがあるので、下半身の普段使わない筋肉が辛い。
遊歩道の一番上からの遠望。眺めは良い(何が見れるというわけではないけど)。
麓からはツツジ園の全景がまったく見えない。そういう造りにしているのだろう。
ツツジの全体的な見頃のピークからは数日過ぎたようだが、そこそこ咲いている。
つつじ園の他の様子は画数が必要なので、別ブログ(きれぎれの風彩)で。
また、遊歩道は「写し霊場」コースでもある。四国八十八カ所霊場と西国・坂東・秩父百観音霊場を写した石碑(巡拝碑)が遊歩道沿いに置いてある。
五大尊の写し霊場を巡ることにより、全国の霊場を巡るのと同じご利益を得ることができるとされている。ありがたい。
この後、せっかく越生町にきたので、大クスを見に行った。
『上谷(かみやつ)の大クス』昭和63年の「みどりの国勢調査」で、全国巨木ランキング第16位、県内では最大の巨樹。幹周り15m、高さ30m、樹齢1000年以上。クスノキは温暖な土地を好むので、関東以北では一番のクスノキのようだ。
以前きたときよりも、周りが整備されていた。おかげで見やすくなった。
さらに、マップを見ると、お隣のときがわ町の巨樹も近いのでまわることにした。
『西平の大カヤ』幹周り7m、樹高16m、樹齢1000年
車道から小道に入って山を上る。つつじ園で足など相当なお疲れ状態なので妻からクレームあり。「まだ?」「もうすぐ」、「まだ~もうすぐって言ったじゃない」・・・。
『児持杉』女杉:幹周り約9m、樹高40m、男杉:幹周り約7m、樹高23m、共に樹齢800年。
ここの神社の参道や境内にも巨樹はあるのだが、階段を見て・・・止めた。
巨樹の様子も、後日別ブログで取り上げようと思う(?)。
つつじ園と巨樹巡りで疲れたけど、満足の一日(樹見散歩)だった。 〔帰省先から投稿〕