尋常でない暑さに加え、豪雨や台風の脅威が列島を脅かす今年の夏です。ここ数年、気象庁が会見において発する言葉が変容していると感じます。「これまでに経験したことのないような大雨」、「命に関わる危険な暑さ」、「これまでの経験が通用しない可能性がある」等々、不安と恐怖を煽られつつ、「なるほど、こう言うのだな」と頷くところもあり。心身が守られることを、いつもより切実に祈ります。まずは観劇から。
*劇団フライングステージ第44回公演『お茶と同情』 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19)
5月の関根信一短編戯曲リーディング公演『アナグラム~ユルスナールの恋~』の余韻がまだ心に響いているなか、早々の新作公演だ。
*On7(オンナナ)リバイバル公演『その頬、熱線に焼かれ』
初演を見逃しており、今回ははやめに予約を入れました。
*MSPシェイクスピア・キャラバン第3回公演
横内謙介作『フォーティンブラス』(1,2)
同ユニットの公演は、いまや8月の風物詩として自分の感覚に定着しつつある。今回は横内謙介の作品を脚色し、6月に旗揚げ公演を行ったTriglavの新井ひかるが演出を担う。
*泉鏡花没後80年記念リーディング公演『海神別荘』
春公演『吸血姫』で大いに気を吐いた劇団唐組(1,2,3,4,5,6,7)がテントを飛び出し、galleryしあんにおいて泉鏡花を読む。チェロと鼓の共演もみどころのひとつ。
*シアター風姿花伝「プロミシングカンパニー」パラドックス定数 『5secons』 『Nf3Nf6』
春に上演された『731』/『ブロウクン・コンソート』で、読売演劇大賞の中間選考会において、作・演出の野木萌葱が演出家賞にノミネートされている。(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25)
*八月納涼歌舞伎
*Pカンパニー第24回公演 石原燃作『白い花を隠す』
初演を見逃した作品なので、今回はぜひに。
俳句関連は、かさゝぎ俳句勉強会はおやすみ、以下句会の兼題です。8月7日の立秋を過ぎれば、もう秋の季題となります。今年は「とてつもない暑さ」(by河合誠三郎さん)で、言い訳になるとは露思わぬが、「暑くて俳句が作れない」というのが本音でありました。結果、句会の成績は当然振るわず、「句の作りが甘い」「表現が上滑りだ」とのご指摘にも諾うほかなく。
*本部句会 「稲妻」「桔梗」
*十六夜句会 「赤潮」「寝冷え」
*演劇人句会 「稲妻」「秋めく」 句会メンバーであり、グループる・ばるの俳優・田岡美也子さんご出演の『蜜柑とユウウツ』(長田育恵作 マキノノゾミ演出)にちなみ、詠みこみは「ユウ」。この公演でグループる・ばるは32年間の活動に幕を下ろす。*金星句会 「新涼」「西瓜」
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