因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

D.K HOLLYWOOD 20周年企画第2弾『贋作 桜の園』

2015-09-29 | 舞台
*越川詩織作 ロドリゴ・サンゴショウ演出 公式サイトはこちら (1,2) 池袋/シアター・グリーンBIG TREE THEATER 10月4日まで 大阪/道頓堀ZAZA 10月8日~12日 これまでの上演台本はすべて劇団代表の越川大介が執筆していたが、このほど若手の越川詩織がこの公演で劇作家デヴューを果たす。公演チラシには出演俳優たちがいかにもチェーホフ劇らしい扮装の写真が掲載されている。しかし役 . . . 本文を読む
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劇団ロ字ック第10回本公演 『鳥取イヴサンローラン』

2015-09-26 | 舞台
*山田佳奈脚本・演出 公式サイトはこちら 下北沢/シアター711 10月11日まで (1,2,3,4,5,6) 再開発途上の下北沢、下水の臭いが上がってくるようなスナック「イヴサンローラン」が物語の舞台である。ママは病気療養中で、ホステスたちが常連客を相手にどうにか切り盛りしているが、「チーママ」が手首を切ったため、新しくバイトを入れたりなど、店はさらにむずかしい状況に。 本作は再演である。初演は . . . 本文を読む
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因幡屋通信51号完成

2015-09-26 | お知らせ
 おかげさまで因幡屋通信51号完成し、本日設置先各劇場、ギャラリー等々へ発送いたしました。今回のカラーはイエロー、「真昼に見た夢~猫の会と北村耕治を見つめるもの~」と題しまして、猫の会番外公演『ありふれた話』(北村耕治脚本・演出)について書かせていただきました。観劇直後のブログ記事はこちら。 えびす組劇場見聞録はこのたび50号を迎え、若草色でお目見得します。こちらには「わたしのおなか、彼女のおなか . . . 本文を読む
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九十九ジャンクション第2回公演『そして、飯島くんしかいなくなった』

2015-09-16 | 舞台
*土屋理敬作 歌原鷲演出 公式サイトはこちら 下北沢・小劇場B1 20日で終了 昨年『本間さんはころばない』(1)で旗上げした九十九ジャンクションが、第2回公演として土屋理敬作『そして、飯島くんしかいなくなった』を上演した。今月はじめ、べつの公演でチラシを手にした時は、信じられなかった。2000年、当時まだ沼袋にあったステージ円での初演を見のがした。その後運よくNHKの「芸術劇場」の放映を見て、忘 . . . 本文を読む
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パラドックス定数第34項『深海大戦争』

2015-09-12 | 舞台
*野木萌葱作・演出 公式サイトはこちら 上野ストアハウス 13日で終了 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20)  自分にとって、パラドックス定数は公演があればほぼ必ず足を運ぶ劇団だ。新作はわくわくと心躍らせ、『怪人21面相』や『東京裁判』などの再演には心をあらたに。自分ひとりではもったいないから、たいてい誰かに声をかけ、いっしょに . . . 本文を読む
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