因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

くちびるの会 第8弾『猛獣のくちづけ』

2024-02-27 | 舞台
*山本タカ作・演出 須貝英執筆サポート 公式サイトはこちら 第34回下北沢演劇祭参加作品 下北沢 OFF OFF劇場 27日終了 山本タカ作品のblog記事(2013年まで→1,2,3,4,5,6,7,8,9)(2014年以降→1,2,3,4,5,6,7,8,9) 公演チラシや当日リーフレットにある通り、本作は2018年の仙台の演劇フェスティバルで初演され、東京でも上演した約4 . . . 本文を読む
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猿若祭二月大歌舞伎

2024-02-24 | 舞台
*公式サイトはこちら 歌舞伎座 26日まで 十八代目中村勘三郎の十三回忌の記念興行。1階ロビーには遺影と花、香が焚かれ、画像を撮るより先に、まずは手を合わせた。中村屋一門を中心に所縁の演目がずらりと並び、初役に挑む役者をベテランが支え、素晴らしい公演となった。若手の活躍はもちろんだが、昼夜ともに中村歌六が滋味深く、「この方がいれば大丈夫」と思わせる。【昼の部】☆「新版歌祭文 野崎村」・・・十八代目 . . . 本文を読む
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劇団文化座 166『花と龍』

2024-02-23 | 舞台
*火野葦平原作 東憲司(劇団桟敷童子)脚本 鵜山仁(文学座)演出 2024年都民芸術フェスティバル参加公演 公式サイトはこちら 六本木/俳優座劇場 3月3日まで  明治の終わりから昭和まで、北九州若松港を舞台に港湾労働の近代化の時代を力いっぱい生き抜いた玉井金五郎と妻マン、その家族はじめ周辺の人々を描いた大河小説が『花と龍』である。作家火野葦平が両親と長男である自身を実名で登場させた。原作のあとが . . . 本文を読む
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劇団民藝公演『やさしい猫』

2024-02-09 | 舞台
開幕を寿ぐ*中島京子原作『やさしい猫』(中央公論新社刊) 小池倫代脚本 丹野郁弓演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 11日終了  関係者に体調不良があり、3日の初日が8日に延長された。無事に開幕後は満席の盛況。劇場は舞台を待ちかねる観客の熱気に満ちていた。 中島京子の『やさしい猫』は、シングルマザーの保育士ミユキとスリランカ人青年クマラの出会いから結婚を外国人の . . . 本文を読む
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朱語りコンサート第一弾

2024-02-04 | 舞台
満佐子の爪先の気持ち*公式サイトはこちら 2月4日(日)1回のみ かふぇ&ほーる with遊 朱の会これまでのblog記事→(1,2,2',3,4,5,5',6,7,8,9) 神由紀子主宰の朱の会による新企画である。出演は声優・ナレーターの横田砂選(よこたさえり)、講談と落語の二刀流で活動する釈亭あさ鯉、「言の葉だこっと」朗読会にキーボード伴奏者としてだけでなく、俳優とし . . . 本文を読む
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