因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋通信49号完成&新規設置先「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」

2015-01-31 | お知らせ
 おかげさまで因幡屋通信49号が完成し、本日設置先各劇場、ギャラリーあてに発送いたしました。 今回は薄いグリーンで、「ゆたちゃんがつなぐ夢」と題し、studio salt第18回公演『柚木朋子の結婚』を取り上げました(観劇後のブログ記事はこちら→1,2)。2006年に出会ってから今日までのstudio saltと客席の自分の歩みを振り返るものとなり、偶然の出会いに導かれた「演劇的必然」に . . . 本文を読む
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東京乾電池公演 岸田國士ふたり芝居

2015-01-29 | 舞台
*公式サイトはこちら 新宿ゴールデン街劇場 2月1日まで (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14) 岸田國士の短編『命を弄ぶ男ふたり』、『葉桜』、『ヂアロオグ・プランタニエ』の3本立て。演出家はとくに存在せず、出演者、スタッフ協力し合って行ったものと思われる。★『ヂアロウグ・プランタニエ』 「シアターアーツ」2009年春号に掲載の演劇時評「綿密に目論むべき大切な仕事」( . . . 本文を読む
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「加藤武 語りの世界」

2015-01-29 | 舞台番外編
*公式サイトはこちら 1月17日のみ 日本橋亭主催者である宮岡博英事務所は、2005年より「加藤武の宮本武蔵」と銘打ち、吉川英治の「宮本武蔵」朗読独演会を行ってきた。今回はその『宮本武蔵』と小山内薫の『息子』の二本立てだ。前者はこれまでの公演で語られなかった箇所が披露されるとのこと。「お江戸日本橋亭」の小さな会場は満員札止めの大盛況。椅子席につけず、桟敷席に座った。舞台がこんなに近いとは・・・。 . . . 本文を読む
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劇団俳優座『桜の園』

2015-01-27 | 舞台
*アントン・チェーホフ作 湯浅芳子翻訳 川口啓史演出 公式サイトはこちら 俳優座劇場 25日で終了 今回の公演チラシはB4サイズ二つ折の立派なもので、俳優座におけるチェーホフ作品上演年表が掲載されている。1950年の『三人姉妹』にはじまり、『かもめ』、『ワーニャ伯父さん』、そして今回の『桜の園』まで、俳優座創立70周年の歴史のなかで、チェーホフが繰りかえし上演されつづけてきたことが一目瞭然である。 . . . 本文を読む
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文学座公演『女の一生』プレ・イベント

2015-01-26 | 舞台番外編
*文学座、早稲田大学演劇博物館共催。1月14日18時30分~早稲田大学大隈講堂小講堂 3月に三越劇場で行われる文学座公演『女の一生』上演ににさきがけて行われた。事前予約申し込みなしのイベントだが、小講堂はほとんどの座席が埋まり、なかなかの盛況である。 第一部は、主人公布引けい役平淑恵と、堤栄二役上川路啓志による同作品の朗読だ。俳優お二人は台本をもって椅子にかけ、けいと栄治の場面に限って読み合わせを . . . 本文を読む
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