「若葉風」や「新樹光」などの季語を使う間もまく、あっという間に夏の日差しです。何とか関連サイトと過去記事のリンクをいたしましたので、改めてお知らせいたします。まずは6月の観劇予定から。*語りライブ「楽語会」 俳優が小泉八雲や太宰治、谷崎潤一郎などを語る会。西武新宿線野方駅から徒歩5分のブックトレードカフェ「どうひん」にて。*劇団民藝公演 小幡欣治作 丹野郁弓演出『熊楠の家』(1,2,3,4,5,6 . . . 本文を読む
おかげさまで因幡屋通信56号完成し、設置先各劇場やギャラリー宛に発送いたしました。今回はピンクです。お題は以下の通り。*連なってゆく物語~回収されないことのいくつか~ 日本のラジオ公演『ラクエンノミチ/ボディ』と、九十九ジャンクション第4回公演『赤い金魚と鈴木さん~そして、飯島くんはいなくなった』についてのやや長編劇評と、1月から4月まで心に残ったいくつかの舞台の覚書です。今回は映画のことも少し . . . 本文を読む
*唐十郎作 久保井研+唐十郎演出 公式サイトはこちら(1,2,3,4) 4月に大阪は南天満公園で初日を開け、新宿・花園神社から雑司ヶ谷・鬼子母神へ。再び花園に戻ったのちは、長野市城山公園・ふれあい広場、山梨は甲府市歴史公園・山手御門前で千穐楽となる。毎年のことながら、唐組の春公演は大ツアーだ。 本作の初演は1992年。実に四半世紀前である。台湾は台北の林海公園で幕を開け、大盛況を博した。その勢いで . . . 本文を読む
*宮沢賢治原作 伊藤全記構成・演出・美術 東京バビロン演劇祭2017参加作品 シアターバビロン流れのほとりにて 21日まで(1,2,3) 生誕100年を過ぎてなお、多くのファンというより、信奉者から作品にもその人自身に対しても揺るぎない信頼と尊敬と愛情を注がれている宮沢賢治。彼の「世界全体が幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」という思想は、限りなく優しく温かで、自己を犠牲にし . . . 本文を読む
*山本周五郎原作 戌井昭人脚色 所奏演出 公式サイトはこちら 文学座アトリエ 26日まで 戌井の舞台を見たのは、彼の本拠地である鉄割アルバトロスケット『高みからボラをのぞいている』(2006年8月)と、あうるすぽっとプロデュースの『季節のない街』(2012年10月)であろうか。後者は戌井が山本周五郎の原作の脚色と演出を担い、所が演出助手をつとめている。これまでのさまざまなことがつながって、今回の『 . . . 本文を読む