因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

劇団ロ字ック第十一回本公演『荒川 神キラチューン』

2016-06-30 | 舞台
*山田佳奈作・演出 公式サイトはこちら 東京芸術劇場 (1,2,3,4,5,6,7) まずはお詫びを。6月の観劇予定に掲載したロ字ックさんの過去記事のリンクが、途中からなぜか「みつわ会」の久保田万太郎作品公演になっておりました。初観劇の『鬼畜ビューティ』から、前回公演『鳥取、イヴサンローラン』までリンクを訂正いたしました。申し訳ありません。 さて今回の公演は、2014年の第八回公演の再演である。上 . . . 本文を読む
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猫の会ツアー公演 『ありふれた話』2016

2016-06-26 | 舞台
*北村耕治作・演出 公式サイトはこちら 新宿サニーサイドシアターの公演は26日で終了 猫の会公演および北村耕治作品の記事はこちら→(1,2,3,4,5,6)旗揚げ10年を迎えた猫の会が、咋年夏初演の『ありふれた話』をお土産に、大阪、東京、松本、仙台、石巻の5都市をめぐる初のツアーを行う。石巻では「いしのまき演劇祭」に参加、このささやかで不可思議な不倫旅行の物語が全国を旅すると思うと、何だ . . . 本文を読む
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劇団民藝公演 『炭鉱の絵描きたち』

2016-06-23 | 舞台
*リー・ホール作 丹野郁弓翻訳 兒玉庸策演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアター 26日で終了(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22)  映画『リトル・ダンサー』の脚本家リー・ホールの作品。1930年代から第二次世界大戦が終わったあとまで、イギリスの炭鉱町に生きる人々のすがたを描く。炭鉱労働者の画家集団である「ア . . . 本文を読む
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九十九ジャンクション第3回公演 『平和な時代に生まれて-終わりなき道の標たち-』

2016-06-17 | 舞台
*八屋亨作 歌原鷲演出 公式サイトはこちら 下北沢/楽園 19日で終了(1,2) 旗揚げから土屋理敬作品を続けて上演した九十九ジャンクションが、このたび「九十九ジャンクション新人発掘プロジェクト」と銘打ち、新進劇作家の八屋亨の作品に取り組んだ。当日リーフレットに八屋自身に寄る本作執筆の詳細な経緯が記されており、こんなことが現実にあるのかと驚くばかり。  まず八屋は、2015年に起きた政治の行方に . . . 本文を読む
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楽園王創立25周年記念公演 『楽屋』

2016-06-10 | 舞台
*清水邦夫作 長堀博士演出 公式サイトはこちら サブテレニアン 12日で終了 『楽屋』をはじめてみたのは、1992年夏、群馬県前橋市での「とろんぷるいゆ」旗揚げ公演であった。その後、1998年9月、ベニサン・ピットでのT.P.Tフューチャーズプログラムより鈴木裕美演出の舞台、もっとも近い観劇では、2009年6月上演の海千山千プロデュース、西沢栄治演出の『楽屋』がある。今年の5月には梅ヶ丘BOXにお . . . 本文を読む
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