さきほどほんのいっとき、粉雪らしきものが舞いました。こんな寒い日、井戸端で働きながら金の工面に思い悩む『大つごもり』の「おみね」のこと、ある決意をしながら伯父の褞袍を縫う『ふりだした雪』の「おすみ」のことを考えました。 黒豆を煮つつ、感謝と喜びを以て2021年の因幡屋演劇賞を発表いたします。観劇後のblog記事をリンクいたしました。ご参考までに。*劇団唐組 第66回公演 唐十郎作 久保井研+唐十 . . . 本文を読む
*サンモールスタジオ提携公演 野木萌葱作・演出 公式サイトはこちら サンモールスタジオ 28日終了(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28,29) パラ定の新作と聞けば即予約してしまうため、公演チラシすらちゃんと読んでいなかった。「水深800メートルの闇の世界。直径3メートルの球体内で交 . . . 本文を読む
*公式サイトはこちら(1,2,2',3)阿佐谷ワークショップ 25、26日各1回公演 年に一度の朗読公演に新しい企画「小公演」が加わった。阿佐谷駅から徒歩数分の小さなビルの2階にある会場は、みるみる満席に。☆高井康行朗読 森下典子作『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―』(新潮文庫)より「まえがき」・・・初版は著者が大学生のときから茶道をはじめて26年目の平成14年(2002 . . . 本文を読む
*唐十郎作 金守珍演出 公式サイトはこちら 芝居砦満天星 27日終了 今年6月に逝去した李麗仙とゆかりの深い同劇団による「李麗仙追悼特別公演」である。ロビーでは「李麗仙写真展」として井出情児、西村多美子、大須賀博撮影の舞台写真が一面に飾られ、そのなかには貴重なプライベートのものまであり、すべて撮影自由とのこと。訪れた人は熱心に見入り、画像に収めたり、上演前から劇場ぜんたいが「不世出のアングラ . . . 本文を読む
*水木しげる原作 京極夏彦脚本 内藤裕子演出 公式サイトはこちら 両国/シアターX 26日まで 何度か足を運んでいるつもりだったが、これまでのこどもステージの観劇は1986年『赤ずきんちゃんの森の狼たちのクリスマス』(別役実作 小森美己演出)の一度きりであったらしい。日本の新劇の歴史そのもののような中村伸郎と南美江が実に楽しげに自然な演技をしておられ、カーテンコールでは桟敷席にぎっしり座った子ど . . . 本文を読む