~日本文学を読む~「伴一彦の文章に声と心をつけてみる。」 先月末、朱の会vol.4 『Express―劇的 朗読世界』に出演したばかりの佐藤昇が、今度は自らが主宰する「玉響の会」(たまゆらのかい)の公演を行った。取り上げるのは佐藤と長年交流のあるというシナリオライター・小説家の伴一彦の小説『追憶映画館』である。 まず田中智子が「ニュー・シネマ・パラダイス 郷愁」を読む。チラシには「小説『 . . . 本文を読む
*座・高円寺 夏の劇場05 日本劇作家協会ブログラム 関根信一作・演出 公式サイトはこちら 座・高円寺1 27日終了 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23) いつもの下北沢のOFFOFF劇場より、間口の広さも天井の高さもキャパシティも大きくなった劇場で、客席数を半分に抑え、Aプロ『アイタクテとナリタクテ』(2019 . . . 本文を読む
*原作 太宰治『走れメロス』他 フジタタイセイ構成・演出(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11)+こちらも 公式サイトはこちら サブテレニアンでの上演は13日終了。配信は28日まで 2015年秋、劇団肋骨蜜柑同好会が「板橋ビューネ」参加した『散る日本』の観劇がきっかけとなり、meetsCLASSICSシリーズ№1『恋の手本~曾根崎心中』へ足を運んだのが2015年12月。もう5年半も前にな . . . 本文を読む
*神品正子作・演出 公式サイトはこちら 雑遊 20日終了(1,2) 「ぱ・ど・かとる」は「pas de quatre」であり、「4人による踊り」という意味とのこと(当日リーフレットより)。このタイトルの通り、登場人物は女1(市橋朝子)、女2(松木美路子)、女3(松岡洋子)、女4(今村祥佳)の4人(登場順)で、別役実劇のように名前を持たない。舞台にはベンチがふたつ。女性たちはそこに座って、ほとんど客 . . . 本文を読む
*山本さくらによるパントマイム公演。6月12日ライブ配信後、アーカイブあり(1,2,3)。春の『創造の翼を』に続いて、およそ60分のステージを視聴した。1.「スクエア」…イベントパフォーマンスと銘打った最初の演目は、山本さくらが青い大きな布にくるまって登場する。1枚の布からいろいろな動物が生まれる。まずは恐竜、それがみるみるうちに蛙になる。「蛙だ、蛙になったよ!」と喜ぶ子どもたちの歓 . . . 本文を読む