因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

朗読劇『黒蜥蜴―演劇博物館特別篇』

2022-01-21 | 舞台
*早稲田大学演劇博物館企画展「新派SHIMPA―アヴァンギャルド演劇の水脈」関連公演 江戸川乱歩原作 齋藤雅文脚色・演出 新内多賀太夫音楽 内藤博司(松竹ショウビズスタジオ株式会社)音響操作 公式サイトはこちら 早稲田大学小野記念講堂 21日のみ 先月の同企画による朗読劇『十三夜』に続いて今回も抽選が当たり、観劇が叶った。密を避けるための「規制退場」は珍しくないが、こちらは当選案内のメールに入場時 . . . 本文を読む
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壽 初春大歌舞伎 第一部

2022-01-17 | 舞台
*公式サイトはこちら 歌舞伎座 27日まで 第一部の出演者にコロナウィルス感染の陽性者ならびに濃厚接触者が出て14日は休演、翌日から代役あるいは演出を変更しての上演となった。演劇界随一の徹底した感染対策ゆえに安心して観劇できる歌舞伎座だが、迫りくる変異株の脅威を実感した。「一條大蔵譚」(いちじょうおおくらものがたり) 祖父・十七代目中村勘三郎から十八代目の父へと継承された当たり役を勘九郎が務めた。 . . . 本文を読む
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動物自殺倶楽部第一回公演 『恋愛論』

2022-01-13 | 舞台
*高木登(鵺的/動物自殺倶楽部)作 小崎愛美理(フロアトポロジー)演出 イズモギャラリー 16日まで このいささか物騒な名のユニットは、牡丹茶房の赤猫座ちこと鵺的の高木登によって結成された。その経緯などについては高木登のnoteに詳しい。これまでの高木作品観劇記事はこちら→(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21+&al . . . 本文を読む
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国立劇場開場55周年記念 通し狂言『南総里見八犬伝』

2022-01-07 | 舞台
*曲亭馬琴作 渥美清太郎脚色 尾上菊五郎監修 国立劇場文芸研究会補綴通し狂言『南総里見八犬伝』五幕七場 国立劇場 27日まで 前日の雪がまだ残る正月七日、今年のの初芝居は半蔵門の国立劇場初春歌舞伎公演となった。地下鉄の駅からの道筋が大変静かなせいか、歌舞伎座のような親しみや賑々しさとは違う雰囲気にまだ馴染めないのだが、久しぶりに3時間越えの「通し狂言」に心が弾む。三階席からの眺めも上々だ。 『南総 . . . 本文を読む
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2022年1月観劇と俳句の予定

2022-01-03 | お知らせ
 明けましておめでとうございます。今年もいっそう心して、観劇&考える&書くを続けます。どうかよろしくお付き合いくださいませ。 いま現在、1月の観劇予定は非常に少なく、そのうち1本は抽選待ち状態です。*国立劇場開場55周年記念 通し狂言『南総里見八犬伝』 お正月に国立劇場に行くのは何年ぶり、いや初めてか?7日までは開演前に舞台上で獅子舞が披露される由。三階席から(笑)ありがたく拝見いたします。*動物 . . . 本文を読む
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