因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

新国立劇場『デカローグ 1-10 愛と人生の十篇の物語』よりEプロ∔Dプロ

2024-06-29 | 舞台
*クシシュトフ・キェシロフスキ/クシュシュトフ・ピェシェヴィチ原作 久山宏一翻訳 須貝英上演台本 小川絵梨子/上村聡史演出 公式サイトはこちら 新国立劇場小劇場 4月のA,Bプロ、5月のCプロに続いて、Eプロ(9,10)→Dプロ(7,8)の順に観劇。7月15日まで★プログラムE 「デカローグ9 ある孤独に関する物語」・・・小川演出 医師から性的不能であると告げられた夫(伊達暁)。魅力的な . . . 本文を読む
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初夏の新派祭

2024-06-15 | 舞台
*公式サイトはこちら 三越劇場 23日終了 日本橋の三越劇場では何度か観劇しているが、昼間にゆとりをもって訪れるのは初めてかもしれない。思いのほか小ぢんまりした作りながら、二階席の重厚な内装など、落ち着いた雰囲気はとても居心地が良い。 『螢』・・・久保田万太郎作 成瀬芳一演出 これまでの本作観劇の記録は、2003年冬の文学座勉強会(blog記事無し)、2016年夏 文学座自主公演、2017年春 劇 . . . 本文を読む
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山本さくらパントマイム 第32回公演 『WORKS~現在、過去、そして未来へと』

2024-06-12 | 舞台
*山本さくら作・演出・出演 公式サイトはこちら 6月12日2回公演 ザムザ阿佐ヶ谷(1,2,3,4,5) 今年も阿佐ヶ谷へうきうきと足を運ぶ季節がやってきた。ステージ中央には味わい深い手書きのプログラムを乗せた譜面台があるのみ。次々に訪れる人で客席はほぼ満席の盛況である。山本さくらの「身体の言葉」による物語の開幕だ(今回は3,4,5が新作)。1,あすなろ魂(スピリット) ステージに登場する山本さく . . . 本文を読む
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2024年6月の観劇と俳句の予定

2024-06-09 | お知らせ
 九州地方が梅雨入りしました。雨が降ると劇場に運ぶ足も重くなりがちですが、迎える作り手の方々の気づかいや負荷はもっと大変なことでしょう。どちらも心身守られて、最初から最後まで無事に幕が開きますように。 *初夏の新派祭 公式サイトはこちら 三越劇場 一、久保田万太郎作 成瀬芳一演出『螢』・・・これまでの本作観劇の記録は、2003年冬の文学座勉強会(blog記事無し)、2016年夏 文学座自主公演、2 . . . 本文を読む
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2024年7月の観劇と俳句の予定

2024-06-01 | お知らせ
 梅雨入りしたと思ったら連日の高温多湿。やがてこれに強い日差しが加わるのですね。昨年以上の暑さになると聞いて、恐怖におののいています。観劇の予定は次の通り。*文学座公演 ウィリアム・シェイクスピア作 小田島雄志訳 鵜山仁演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 『オセロー』・・・蜷川幸雄演出の舞台のblog記事はこちら(2007年10月)。すでに開幕し、評判も上々。病 . . . 本文を読む
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