因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

劇団劇作家『劇読み! サバイバル2』 

2021-10-31 | 舞台
*公式サイトはこちら (1,2,3,4,5,6,7,8,9)10月30日~31日 スタジオ空洞 冷たい雨の降る日曜夜、久しぶりに「劇読み!」を観劇した。池袋駅の喧騒から離れた小さなスタジオは座席の間隔を取り、席数もかなり少なめではあるが、戯曲のお披露目を待つ期待に満ちている。今宵の演目は次の2本。☆『山月記後夜』 有吉朝子作 関根信一(劇団フライングステージ)演出 中島敦の『山月記』で記憶に鮮やか . . . 本文を読む
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劇団印象-indeian elephant-第27回公演 『藤田嗣治 白い暗闇』

2021-10-31 | 舞台
*鈴木アツト作・演出 公式サイトはこちら 下北沢/小劇場B1 11月2日終了 (1,2,3,45,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28) 昨年の『エーリヒ・ケストナー-消された名前-』で新境地への歩みを予感させた鈴木アツトが、エコール・ド・パリの画家として活躍した藤田嗣治の評伝劇を上演した。日本でも指折りの . . . 本文を読む
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ぶろぐで因幡屋通信69号

2021-10-29 | お知らせ
  改めまして因幡屋通信69号をこのblogにて公開いたします。メイン劇評「心のシェアハウス」(鵺的公演『夜会行』より)と5月から8月の観劇のなかから、心に残った舞台を短く記しました。どうかよろしくお願いいたします。 パンデミック収束の出口が見えないまま、オリンピックの報道が賑々しく押し寄せたこの夏。しばしば心身が「もたない」感覚に陥りました。救いは、多くの困難を抱えながら上演された舞台 . . . 本文を読む
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劇団匂組 (わぐみ)第8回公演『みすゞかる』

2021-10-27 | 舞台
*大森匂子作(1,2)川口典成演出(1,2)公式サイトはこちら 中野/劇場MOMO 31日まで 劇団劇作家の「劇読み!Vol.5 13人いる!」(2014年1月)が戯曲との初対面だ。このたびの公演は作品との再会であり、本式の上演を観たいという願いが叶う一夜となった。 大正の半ばから昭和初期までの年月を、長野の松代の旧家に始まり、東京の小石川、そのあいだに神社の境内やカフェの店内など複数の場所で展開 . . . 本文を読む
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因幡屋通信69号完成

2021-10-22 | お知らせ
 おかげさまで因幡屋通信最新号の69号が完成いたしました。今回はクリーム色です(画像)。前号より少しずつ設置再開のお願いをいたしまして、急な坂スタジオ、まつもと市民芸術館、群馬県前橋市のリバティ、アーツ前橋、前橋文学館、いわき芸術文化交流館アリオス、せんがわ劇場、大阪のインディペンデントシアター、大阪市立芸術創造館、文学座アトリエ(アトリエの会公演時のみ)の各位さまにご快諾いただきました。ご理解と . . . 本文を読む
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