因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

劇団民藝公演『忘れてもろうてよかとです―佐世保・Aサインバーの夜―』

2022-09-23 | 舞台
*河本瑞貴作 丹野郁弓演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 10月2日まで 佐世保市に生まれ、現在も住まう劇作家河本瑞貴は、池端俊策との共作『正造の石』(2019年4月)以来、2作めの民藝登場となった。 「Aサイン」とは、米軍の衛生検査に合格した店に発行発行される証明書のこと。国際通りのバー「ELLE’S(エリーズ)」の壁の中央には、その「Aサイン」が . . . 本文を読む
コメント

第19回明治大学シェイクスピアプロジェクト (MSP)ラボ公演『短夜、夢ふたつ』

2022-09-09 | 舞台
*小林萌華演出 金子真紘プロデューサー 明治大学駿河台キャンパス 猿楽町第2校舎1F アートスタジオ 公式サイトはこちら 11日まで(入場は明治大学教職員限定)動画アーカイブもあり 今年で19回を迎える明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP 1,2,3,4,5,6,7,8)が本公演を前に、小さな空間で実験的な上演を行うのが「ラボ公演」である。当日パンフレット掲載の総監修・井上優明治大学文学部教 . . . 本文を読む
コメント

プラチナネクスト第26回公演『十二夜』

2022-09-09 | 舞台
*ウィリアム・シェイクスピア作 小田島雄志翻訳 大滝寛演出 公式サイトはこちら 劇場MOMO 12日まで(1,2,3,4,5,6,7→注:プラチナネクストの第6期生によるシックスセンスの公演含みます) さまざまな作品に取り組んでいるプラチナネクストが、星組、月組の交互上演でシェイクスピアの喜劇に挑む。公演初日(星組)を観劇した。ふたつの階段状の台があるだけのシンプルな舞台美術(阿部一郎/ . . . 本文を読む
コメント

文学座公演『マニラ瑞穂記』

2022-09-06 | 舞台
*秋元松代作 松本祐子演出 公式サイトはこちら 信濃町 文学座アトリエ 20日まで アトリエで行われる本公演の初日を観劇した。本作は2014年春、新国立劇場公演を観劇しており(blog記事)、あれから早や8年が経過。良き手応えを得て「見逃さないで良かった」と喜びつつ、後日知己から舞台に対する違和感を聞いたことを思い出した。舞台と客席の距離が近く、濃密な空間の文学座アトリエでの観劇を前に懸念があった . . . 本文を読む
コメント

2022年9月観劇と俳句の予定

2022-09-03 | お知らせ
 今年も大変な9月になってしまいました(毎年のことゆえ、わけは言いませぬ)。まずは観劇の予定から(見出し画像は「歌舞伎オンデマンド」より)*文学座公演 『マニラ瑞穂記』秋元松代作 松本祐子演出 公式サイトはこちら 信濃町の文学座アトリエで行われる本公演。本作は2014年春、新国立劇場公演を観劇しており(blog記事)、その記憶を呼び起こしつつ、新鮮な気持ちで。*プラチナネクスト公演 『十二夜』 ウ . . . 本文を読む
コメント