因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

名取事務所25周年記念公演 『灯に佇む』

2021-09-29 | 舞台
*内藤裕子作・演出(昨年の舞台1,2,3) 公式サイトはこちら 下北沢・小劇場B1 10月3日まで 独自の視点で作品を選び、盤石の座組で毎公演良質の舞台を生み出している名取事務所だが、このたびの公演案内の文面からは、いつにも増してプロデューサーである名取敏行の熱意、というより強い責任感と義務感に突き動かされての企画であることが伝わってきた(これは公演の当日パンフレットに「アフタートーク・プレトーク . . . 本文を読む
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リーディング公演『鬼ものがたり』2021

2021-09-26 | 舞台
*桑原茂夫テキスト構成・演出 藤井貞和テキスト監修 鳥山昌克【リーディング】福原千鶴【鼓】 新宿・SPACE雑遊 25、26日  平安時代、絢爛たる王朝文化と対をなす如く、漆黒の闇に包まれた世界があった…「今昔物語」を素材に、鬼と人間が織りなす愛と苦しみ、慟哭の数々を「鬼ものがたり」として桑原茂夫が構成・演出するリーディング公演を観劇した。 読み手の鳥山昌克は劇団唐組結成以来の最古参 . . . 本文を読む
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劇団民藝公演『パレードを待ちながら』

2021-09-06 | 舞台
*ジョン・マレル作 吉原豊司翻訳 田中麻衣子演出(1,2)公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 13日まで 第二次世界大戦下のカナダはカルガリーを舞台に、夫や息子を戦地に送り出し、銃後の奉仕活動に励む女性たちの奮闘と苦悩を歌とダンスを交えて描く。休憩を挟んで2時間10分。 登場する女性は5人。30代前半のキャサリン(いまむら小穂)は夫の帰りを待ち焦がれながらも仕事をはじ . . . 本文を読む
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2021年9月の気になる舞台と俳句の予定

2021-09-03 | お知らせ
 1年でもっとも大変な9月がやってきました。なぜってそれは?(銀漢俳句会の皆さま、がんばりませうね) 日暮里のd-倉庫が12月末日をもって閉館と発表されました。ハイリンド公演、「ハムレット・マシーンフェスティバル」、ウテン結構の旗揚げから第5回公演まで、日暮里繊維街を通り抜けていく道がとても好きでした。因幡屋通信の設置は2009年5月発行の32号から10年以上に渡ります。心より御礼申し上げるととも . . . 本文を読む
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