因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

秘密結社UZOUMZOU/別役実メモリアル参加作品『受付』

2021-07-29 | 舞台
*別役実作 久保井研(劇団唐組 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11)演出 雑遊 8月1日まで  「劇団 秘密結社UZOUMZOU」の旗揚げ公演であり、「別役実メモリアル」参加作品は、俳優ふたりの会話劇である。舞台やや下手よりに机があり、電話や書類や文房具が置かれている。白い制服らしきワンピースにカーディガンを着た女1(金松彩夏)が登場し、やおら「受付」の札を取り出してデスク正 . . . 本文を読む
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【再開】因幡屋通信68号設置先いくつか

2021-07-27 | お知らせ
 部数を限定して1年ぶりに発行いたしました因幡屋通信ですが、観劇三昧下北沢店さま、フリービートさま、神奈川県立青少年センター演劇資料室さま、フリーメディア&シェア本屋『はっち』さまに加え、高円寺K'sスタジオさま、シアター風姿花伝さま、せんだい演劇工房10-BOXさま、シアターΧさま、こまばアゴラ劇場さまの各所に設置を再開できることになりました。ご快諾くださいました皆さま、ありがと . . . 本文を読む
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東京夜光公演 『奇跡を待つ人々』

2021-07-26 | 舞台
*川名幸宏作・演出 公式サイトはこちら(1,2,3,4,5,6,7,8,9)15日~18日/せんだい演劇工房10-BOX box1 24日~8月4日まで/こまばアゴラ劇場  今年4月に劇団化した東京夜光初の作品は、「何年後か、未来の、ある女の一室」(公演チラシ)。舞台中央にベッドが1台置かれ、その向こうにドアらしきものがあるきりで、シンプルというより生活臭はもちろん、人の気配すらしないほど無機的な . . . 本文を読む
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新国立劇場2020/2021シーズン 『反応工程』

2021-07-13 | 舞台
*宮本研作 千葉哲也演出 公式サイトはこちら 25日まで 新国立劇場小劇場 本公演は全キャストをオーディションで選ぶ=「フルオーディション」企画の第二弾である。オーディションは2018年秋、約1400人の応募者から450人が参加し、6週間をかけて行われたとのこと。公演パンフレットには、昨年3月収録された芸術監督の小川絵梨子と演出の千葉の対談が記載されている。それによれば、オーディションの後、千葉は . . . 本文を読む
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『くちびるの展会2』

2021-07-09 | 舞台
*山本タカ作・演出 公式サイトはこちら (2013年まで→1,2,3,4,5,6,7,8,9)(2014年以降→1,2,3,4,5,6,7,8)下北沢/OFF・OFFシアター 19日まで 昨年5月の公演が1年延期ののち実現の運びとなった。パンデミックによって世界は激変を余儀なくされたが、当日チラシに主宰の山本タカが記すように、「この一年で世の中は大きく変わった様で、それでいて本 . . . 本文を読む
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