*井上ひさし作 鵜山仁演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋ホール 4月29日で終了 NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』を見なかったため、和田正人という俳優さんのことをほとんど知らなかった。1979年生まれ、ワタナベエンターテインメントの若手男性俳優集団D-BOYSの最年長メンバーであるとのこと。なるほどこの夏で36歳になるのだから、もう「若手」とは言うにはむずかしい年ごろであろう。陸上競技では . . . 本文を読む
*田川啓介作・演出 公式サイトはこちら こまばアゴラ劇場 22日まで 田川啓介が、劇団掘出者時代に初演(ワンダーランド掲載の拙稿はこちら)した作品である。2009年春当時はいまほどスマートフォンが普及しておらず、ツイッターやfacebookなどのSNSも同様であった。2015年によみがえる、いやあらたに示される若者たちの心の様相は?
といささか気負いながらの観劇となった。さすがに初演での「ブロ . . . 本文を読む
ひと月に参加する句会が3つになって、3か月が経ちました。俳句をはじめたころは、月1度の句会の5句が精いっぱいだったのがひとつ増え、だんだん欲が出てきて遂に月3つになったわけであります。句会が月に3つですと、毎月提出の締切がつぎつぎにやってくる。自分から俳句を追い求めるというより、「句会の締切に追われている」のが実情です。 句会の場数を踏めばそれだけ上達しているかというと、それがどうもよくわからな . . . 本文を読む
*公式サイトはこちら 浅草寺境内 5月1日まで 前回平成中村座に行ったのは3年前のこと。このときは隅田川沿いをしばらく歩いたところに小屋があり、十八代目中村勘三郎は存命であった。というより、あの人がこの世から、舞台からいなくなるなど考えたことがなかった。あっという間に旅立ってからもう2年数カ月が経つ。今回は賑やかな仲見世を通りぬけた浅草寺の境内奥に小屋が建ち、「十八代目中村勘三郎を偲んで」と題して . . . 本文を読む
*木下順二作 丹野郁弓演出 公式サイトはこちら 紀伊國屋サザンシアター 28日まで (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16) 一昨年『夏・南方のローマンス』、昨年の『白い夜の宴』に続いて、劇団民藝が丹野郁弓の演出で木下順二の戯曲を上演する。前ニ作が硬派のリアリズム演劇とすれば、今回の『冬の時代』は劇作家の力の入れよう、方向性を異にする作品ではないだろうか。 . . . 本文を読む