*三好十郎作 鵜山仁演出 公式サイトはこちら あうるすぽっと 7月10日まで 2008年12月、翌年から三好十郎作品の著作権保護期間が終了するというときに、多田淳之介演出による東京デスロック公演の舞台をみた。さまざまに斬新な趣向が凝らされた舞台であったが、演出の意図を受けとめきれず、かと言って「本作がいわゆる新劇系の劇団のきっちりリアリズムの手法で作られていたら、それはそれで辛いところ . . . 本文を読む
*野木萌葱作 和田憲明演出 公式サイトはこちら 下北沢・シアター711 26日で終了 作者の野木が主宰する劇団パラドックス定数の最新作をつい10日前に見たばかりで、今度は2006年に初演された作品を、違う演出家と俳優で見ることができるのは大変幸せだ。自分は初演は見逃したが、2008年の再演と2014年の再再演を見ている。リンクをご覧いただくとおわかりのように、最初は作品そのものについてほとんど書 . . . 本文を読む
*唐十郎作 金守珍演出 公式サイトはこちら(1,2,3)新宿・花園神社境内特設紫テント 26日で終了 本作の初演は1975年、42年前である。李礼仙(現・李麗仙)、根津甚八、麿赤兒、不破万作等々、状況劇場オールキャスト。上演時間は5時間を超えたという。それを梁山泊の金守珍が2回の休憩を挟んで3時間20分に編みなおした。昨年秋から芝居砦・満天星に通いはじめたばかりの「梁山泊ビギナー」の自分は、ほんと . . . 本文を読む
*屋代秀樹作・演出 公式サイトはこちら 御徒町/ギャラリーしあん 18日で終了(1,2,3,4,5,6,7,8) クトゥルフ神話(ピクシブ百科事典)をモチーフとし、劇団肋骨蜜柑同好会の作品に設定されていた「田瓶市」(あの公演のことかな?)を舞台に、昭和時代終焉の64年の正月と、平成30年が行き来する、というより、交じり合い、共鳴しつつ進行する。JR御徒町駅から徒歩10分の古民家「しあん」の建物の構 . . . 本文を読む
*野木萌葱作・演出 公式サイトはこちら 中野/テレプリコール 18日で終了 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23) 実際に起きた事件や事象をベースに、独自の視点と切り口で舞台を構築する野木萌葱だが、今回はおそらくまったくのオリジナルと思われる。高校野球を題材に、現在と過去、それぞれの思い出の食い違いの衝撃や、取り戻 . . . 本文を読む