*三好十郎作 鵜山仁演出 公式サイト→文化座 東演 6月1日まで文化座アトリエ 6月7日佐賀市文化会館 6月12日~23日東演パラータ 副題の通り、戦後70年の節目を迎えた今年、文化座と東演が共同企画した。両劇団の俳優が共演し、演出には文学座の鵜山仁を迎える。それぞれの本拠地、さらに劇作家ゆかりの地である九州は佐賀市でも上演する。2月の終わりに見た『稲葉小僧』に感銘を受け、迷わず足を運 . . . 本文を読む
おかげさまで因幡屋通信最新号の50号が完成し、本日設置先に発送いたしました。とくに記念号的な企画もせず、相変わらずの因幡屋ですが、お読み下さったすべてのみなさまに御礼申し上げます。ありがとうございました。 取り上げたのは恐れ多くも文学座の、いや日本を代表する名舞台『女の一生』であります(観劇後のブログ記事はこちら)。 しかしタイトルは「悪いお客さん~観客の功罪~」。ある演劇評論家の方(先日急逝さ . . . 本文を読む
*マキタカズオミ脚本・演出 公式サイトはこちら こまばアゴラ劇場 31日まで (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11) 観客は劇場で舞台に出会うだけでなく、自分にも出会う。自分の好みはよくわかっているつもりだ。しかし時おり、まさかこういったものに惹かれるとは・・・と自分の心なのにわけがわからなくなる経験をする。無意識の部分が顕在化するのは新鮮な喜びでもあり、ある意味で恐怖でもある。 マキ . . . 本文を読む
*ハロルド・ピンター作 喜志哲雄訳 内藤裕子演出 芦沢みどりドラマトゥルク 公式サイトはこちら シアターΧ 31日で終了 本作はピンターの初期のもので、1958年初演の劇評は、ひとりの批評家を除いて散々であったそうだ。 内藤裕子は一昨年の『ワーニャ伯父さん』の演出、昨年の女流劇作家シリーズでの『初萩ノ花』の作・演出、さらに俳優さとうゆいとの演劇ユニット・、green flowers(グリフ . . . 本文を読む
2012年12月に十八代目中村勘三郎が急逝して以来、早すぎる旅立ちや、どうにも納得できないお別れが続くように感じる。翌2013年2月には十二代目団十郎、そして今年2月には十代目坂東三津五郎である。これからいよいよ芸の花を咲かせようかと思っていたところに、突然「持っていかれ」てしまい、呆然として涙も出ない。年齢がじゅうぶんならいいかというと必ずしもそうではなくて、たとえば今年4月には、中村屋を四世 . . . 本文を読む