アメリカが開発した薬で簡単に母親の血液を調べるだけで、胎内の赤ちゃんの状態が分かるそうです。
これにより出生前に赤ちゃんに障害があるのか無いのかが判明し、障害がある場合は、事前に処置するケースも年々増えて、それが大きな社会問題となりクローズアップされています。
とても難しいテーマであることは言うまでもなく、生命をそう簡単に出生前診断で障害があることで、その子の将来を考え生むことを諦めて、やむを得ず命を絶つことを選択する人もいれば、折角この世に生を受け授かった命を障害があってもそれを受け止めてでも育てる決心をされる人もおられる。
人それぞれの考え方や複雑な事情などもあり、一概にこれが正しい判断だという答えは無いんだと思うんです。
しかし、深いテーマですね。自分がその立場に立ち、どう判断するだろうと考えた時、私のような障害者だったら、二度とこのような苦労は子供にはさせたくないと思うのが本音です。
でも、温かく見守ってくれた親や兄弟や仲間、そして、いろんな人との出会いがあり、私にはそういう人たちの支えがあればこそ、これまで頑張って来れたし、いろんなことにもチャレンジ出来たと思っています。