京都市は2011年度から10年間の市民スポーツ振興計画を策定し、スポーツを「する」、「見る」、「支える」の3分野を重点に、週1回以上運動をする市民の割合を65%以上にする目標を設定し、西京極陸上競技場の観戦環境の充実やスポーツボランティア制度の創設などを掲げた。(京都新聞 5月22日付けの朝刊より)
その中で、障害者や高齢者、子供が参加できる「アダプテッドスポーツ」の普及で人気が高まっている卓球バレーなどの市民向け講座も開催されるそうです。
皆さんに再度、思い出していただく為に、アダプテッドスポーツとは、いろんな障害があっても工夫をこらすことによって、スポーツのルールや用具を障害の種類や程度に適合(adapt)させることで、障害のある人、高齢者、体力の低い人であっても誰でもスポーツに参加できることから、障害のある人や高齢者のスポーツを総称して、「アダプテッド・スポーツ」と言いいます。
卓球バレーだけでなく、この機会に多くの障害者スポーツを一般市民の方に紹介し、理解して頂くためにも、京都市障害者スポーツセンターの役割はとても重要な拠点となることは間違いないと思われます。
京都市も数値目標をただ設定するだけでなく、今の日本経済の厳しい状況下の中で一般市民がスポーツできる環境化にあるかを十分に把握し、机上の空論ではなく現実味のある取り組みを実行して欲しいものです。