障害者スポーツセンターでは、事業の一環として「障害のない方のみ」の教室(バレーボール・成人水泳・こども運動etc)もあり、一般の方にもセンターを利用して貰うことにより、地域の方との交流によって障害者スポーツを知っていただく機会を作り、障害のある人をより理解してもらえるように事業を展開しておられます。
しかし、障害者からすれば、「障害のない方のみ」と区別されることに、やはり若干抵抗があったのですが、新年度からの「障害のない方の成人水泳教室」は、今回、新たな取り組みとして泳ぐことをマスターすると共に、障害のある人のことをより理解していただくために、障害についてのお話や介助法なども体験して頂くと言うことで、一人の障害者としてお礼を申し上げたい気持ちです。
こう言うきめ細やかな配慮がとても嬉しい反面、本音を言わせてもらうと、障害のない一般の方の受講が障害のある人との交流の場になっているかと言うと、少し疑問に感じざるを得ない点も見受けられます。
「障害のない方のみ」が頭では分かっていても、負けず嫌いな私にとって許せなかったりと、人間って動物は複雑で厄介な動物で、小さい頃から区別や差別を経験した者からすれば理屈ではなく、身に付いた過去の負の産物のようなものです。
最後に私の意見を言わせてもらえば、「どちらも参加可能」が本来の障害者センターの主旨に近い理想的なカタチだと考えています。