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One-Leg Playerの奮闘記

障害を持っていても松葉つえ1本でいろんなスポーツにチャレンジして来ました。今は車いす競技用に夢中です。!!

1967年の映画卒業から…。

2025-09-02 10:20:20 | 映画・ドラマ

1967年に公開されたアメリカの青春映画、ダスティン・ホフマンとキャサリン・ロス主演の「卒業」から、サイモン&ガーファンクルが歌う主題歌、「サウンド・オブ・サイレンス」や「ミセスロビンソン」、「スカボローフェア」が全米で一躍脚光を浴びた。映像の中で、原作小説を書いたチャールズ・ウェッブがこのストーリーの真髄を語っている。

子供の頃は誰もが純粋さを持っている。だが本人の意思とは関係のない出逢いや経験を通じて、その純粋さは失われる。誰にとっても“ロビンソン夫人”がいて、そういう人と出逢って気づくことになる。人は見た目では分からない。そういった経験が誰にでもあると思う。

この映画で重要な役割を果たすロビンソン夫人(アン・バンクロフト)が絡むシーン。父親のビジネスパートナーの妻である彼女はすでに夫を愛しておらず、東部のエリート大学を卒業したばかりの将来有望の青年、ベンジャミンに愛の空虚の穴埋めをさせる。それまで純粋だったベンジャミンは、この情事を通じて汚れの経験と自己嫌悪を繰り返す。

皮肉なことに、ロビソン夫人と出逢って娘のエレインが本当に好きだとベンジャミンは気付く。そして、必死にエレインを探し追い求めるが…。その時にback に流れるのが「スカボロフェア」や「ミセスロビンソン」だったのです。

『卒業』における衝撃的なシーンが、結婚式場から花嫁を奪い返した後のバスの後部座席のベンジャミン(ダスティン・ホフマン)とエレイン(キャサリン・ロス)から笑顔が消え、不安な表情に囚われていくラストシーンが、今でもかなりのインパクトがある。花嫁を奪い返したのは良いが、これからの二人の将来を見据えた厳しい生活が待ちかねているのを印象付けている。

  GREAT SCENE - The Graduate (finale)

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患者は時には嘘をつく。

2025-09-01 17:32:32 | 映画・ドラマ

日曜劇場「19番目のカルテ」も最終章へ入り、総合診療医の徳重先生の師匠でもある赤池医師(現代の赤ひげ)が、何か隠しているのに徳重先生が気づき、島へ出掛けて行き赤ひげ先生の本音を聞き出そうとするが、拒まれるシーンで先週は予告編で終わった。

「患者は時には嘘をつく」ように、赤池医師も自分自身の体に起きたことを何か隠している様子です。そこで徳重先生が診断した赤池先生の病名:バッド・キアリ症候群とは、肝臓から流れ出る血液を運ぶ肝静脈か、あるいはその先の心臓へと連なっている肝部下大静脈の閉塞ないしは狭窄によって、肝臓から出る血液の流れが悪くなり、門脈の圧が上昇し、門脈圧亢進症等の症状を示す疾患をいいます。(指定難病)

このドラマを見れば見るほど内容が濃くて、お医者さんも患者さんも「理想と現実」の狭間で悩むところがリアルに表現されており、どちらの言い分も理解できる。総合診療医が目指すべき姿である「病気を診るのではなくて、人間を診る」すなわち、人を診ると言うことが、どういう事なのか知りたい。が紛れもなく物語っていた気がします。

今回の7話は、総合診療の新米医師滝野先生が、患者さんの心臓手術を受ける際の不安を和らげる為に、精神科医の天白先生の助言を求めたのです。「人には話していないだけの色々な顔がある。自分で分かっている事も、分かっていない事も、自分を守ろうとして言葉を発することもある。(患者は時には嘘をつく。)でも、その嘘も不安も全部その人、私たちは、その人を悩ましている脳の作用部分を切り離すことは出来ない。だから応援しています。患者さんとの対話を」と天白先生は応える。

『19番目のカルテ』10分でわかる! 最終話直前ダイジェスト【TBS】

日曜劇場『19番目のカルテ』9/7 最終話15分拡大SP|救いたい、たとえ道なき道でも【TBS】 9月7日の最終回の予告編です。

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人の心はどこにある?

2025-08-19 12:37:22 | 映画・ドラマ

総合診療医の診察とは、疾患と病いを持つ患者に寄り添い、患者の話しから診断治療を行う。患者の立場になりきって最適解を提案することが求められる。

誤解されやすいが、総合診療医の問診はカウンセリングなど、ただ話を聞く傾聴とは違い、様々な手段「バイオ(肉体)・サイコ(精神)・ソーシャル(社会)」を用いて病気を診断し、治療に導くことだと言う。

19番目のカルテの5話「心はどこにある?」で、特に印象に残った心臓血管外科医の茶屋坂心先生と総合診療医の徳重先生とのラストのやり取りです。

茶屋坂:人の心ってどこにあると思う?
徳重:無いと思います。なぜかと言うと医学的に心と言う臓器はありません。
茶屋坂:つまんない答え。
徳重:それでも人は響き合う。好きな人を見たとき、胸は高鳴り、誰かに傷つけられたとき、瞳はうるむ。あなたと私、その間に心は生まれると僕は思っています。

患者の立場になり切って最適解を提案する、これってハンディのある方に寄り添ってユニバーサルマナーを実行されている株式会社ミライロの垣内俊哉氏や車いすメーカーのエンジニアさんたちと重なる部分です。

障害を価値に変える「バリアバリュー」車いす社長が目指す外出したくなる街づくり、ポイントは人の意識

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森を意識して木を見る。

2025-08-13 10:13:49 | 映画・ドラマ

総合診療医の物語「19番目のカルテ」の第4話は「疾患と病い」から人は苦しむを題材に、実に物事を俯瞰して診る(森を意識して木を見る)ことの大切さを描いたドラマでした。狭い視野で考えるのではなくて、もっと広く物事を捉えて観察することの重要性を総合診療医の徳重先生は説いていたのです。

「病気になった時、気持ちや考え方は揺れ動きます。ご本人もご家族も誰かと生きるから人はスレ違い、煩わしさも増える。けれど、誰かが隣に居てくれるからこそ、感じる温もりもある。それがほんの僅かな温かさだとしても…。」誰かと生きるということの意義を考えさせられる徳重先生の言葉でした。

このドラマを見ていて、私はどうしてもスポーツと関連させてしまうようです。強い相手を倒すには、それなりの勝つための準備と分析が必要で、チームの課題を大きなホワイトボードに書いてみるのも一つかなぁと思ったりした。まさしく「森を意識して木を見る」じゃないけど、チームの弱点や欠点を全員であぶり出してみては如何でしょう。?

19番目のカルテ・4話 誰かと生きるということ

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どの道を選んでも…。

2025-08-04 07:16:30 | 映画・ドラマ

TBS系日曜劇場の「19番目のカルテ」3話が放送され、総合診療科医の徳重先生(松本潤)と外科医の東郷医師(新田真剣佑)とのヤリトリが実に考えさせられるテーマに恐れ入りました。

どちらも患者さんの命を最優先に考えてる点は一緒でも、患者さんの納得度は、やはり総合診療科医の徳重先生へ軍配が上がったような気がします。僕たちは患者さんの気持ちや考えを整理できるようお手伝いをします。ですが一つだけ覚えておいて下さい。どの道を選んでも、あなたの人生はこの先ずっと続いていくと言うことを告げる徳重先生の言葉と、どの治療においても「患者さんの納得では」がとても重要なエッセンスが凝縮されている点です。

そこに何でも治せる医師、赤池登先生が登場し弟子の徳重医師や滝野新米医師に、切々と言い聞かせるシーンが経験豊かな赤池医師=赤ひげの本領発揮ってとこでした。赤池医師は、病院の総合診療には3つの柱がある。一つの柱は、ゲットギバー(問診から病態を特定する診断の門番)、そして2つ目の柱は、ファミリーメディスン(地域と連携し病院から出た後の患者さんの生活を考える。)、最後は、コンダクター(専門家の先生と連携して患者さんの治療を行う。)、医師同士がぶつかるのは、お互いに患者さんを「助けたい」という思いがあるからだと赤池先生は言う。

P.S. あなたの声を聞かせてください。!!  あなたのメッセージを待っています。!!

19番目のカルテ、第3話「どの道を選んでも」

私のブログを読んでくれている病院の医師・看護師さん・医療事務員さん、地域サポートのみなさん、理学療法士さん、障害者スポーツセンターのスタッフの皆さん、パラスポーツで活躍しているアスリートの皆さん、いつも見て頂き有難うございます。!!

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