2023年も全豪・全仏・全米で優勝し、全英では準優勝したテニス界のレジェンド、ノバク・ジョコビッチ(36歳)選手の強さを紐解いてみた。彼は、2010年の頃は、5セットマッチのグランドスラムでは途中で棄権するなど、中々勝てないゲームが続き悩んでいた。そこにあるセルビアの栄養学者が突然現れ、体調不良の原因が小麦のグルテンアレルギーだとジョコビッチに助言を与えた。
2010年からは、食生活が一変しパン・肉・魚・卵・乳製品・甘いお菓子を一切摂らずに、朝起きたら白湯をコップ1杯飲み、20分のヨガから始め、朝食ではマヌカハニー2杯、ナッツ、スムージー、午前中のおやつは、グルテンフリーのパンに蜂蜜、昼食はグルテンフリーパスタサラダ、午後のおやつは、アーモンドとフルーツ、夕食は、野菜サラダ、スープ、ポテト、タンパク質は、トレーニング後に濃縮豆プロティンを飲む、などのこうした食生活を365日続け、アルコールを摂取しないどころか、カフェインも禁止とか、睡眠時間も8時間は必ず摂るそうです。
ストイックすぎる食生活を13年間もジョコビッチは、テニスのために食の楽しみを捨てる生活を続けていると言うことです。それによって2011年から連勝が続き、世界ランキング1位を今も維持しているのに驚く。
それからは、ジョコビッチの特徴的なトレーニングとして、重い負荷をかけたウエイトトレーニングは一切行わずに、クッションやバランスボールを使ったバランス力を鍛える体幹トレーニングやヨガを重点に取り入れている。そのトレーニングによって、しなやかな筋肉を手に入れたジョコビッチは、守備面でも足を大きく広げる柔らかいスライディングで、考えられない所から素晴らしいリターンエースを返すなど、身体の軸がブレない数々のスーパーショットを生み出しているのです。
【神】ジョコビッチの生活習慣がもう人間じゃねえ…
【テニス】空爆に襲われていた少年が世界王者になれた理由とは?(ジョコビッチの強さは、メンタルにあり。幼いころからセルビアでの内戦を経験し、厳しい経営の中でもジョコビッチだけはテニススクールへ入れ、世話を掛けたご両親や家族を楽にさせたい一念から、テニスの厳しい練習に耐えて、海外での差別や偏見にもめげずに鍛えられた精神力は、他のテニスプレーヤーとは比べ物にならない強さを身に付けたのです。)