コオーディネーショントレーニングやデュアルタスク運動など二つの動作を同時に行うことで、基礎的な運動能力を養うことを以前にご紹介したと思います。
最近多いのが高齢者ドライバーのブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が増えているというニュースを良く耳にします。
また、障害者の方も年齢を重ねるごとに、体が動き難くなりトレーニングやスポーツも楽しめなくなっているように見える。
前者の高齢者ドライバーさんの場合は、日常あまり歩かれないので、足腰が弱り足の筋肉も落ち、いざブレーキを踏もうとしても足を引き上げたり押す動作が衰え出来なくなっている恐れがあるのです。
まず、散歩やウォーキングなどの運動が大切になって来ます。(定期的に高齢者のオリエンテーリングのような大会が企画され参加できることが必要)
後者の障害者をお持ちの方の場合は、自分の障害によって体の変化と共に症状が悪くなるケースもあることから、年齢やその人の障害にあったトレーニングに切り替える必要があります。(もっと色んなリハビリスポーツがあっても・・・水中ビーチバレー、チェアダンス、足こぎ車いすのスラロームetc)
前者も後者も理屈は分かっていても、なかなか実行出来ないのが、人間の弱さなのです。
リハビリだけとか、トレーニングだけでは、余程意志が強い人でない限り、やる気もモチベーションも上がらないし、楽しくなければ長続きしません。
しかし、このリハビリやトレーニングに+スポーツやゲーム感覚を組み合わせると不思議と人間の持って生まれた闘争本能が働き、モチベーションも上がり、やる気も出て来るみたいです。
ちょっと工夫するだけで、明るくなったり、前向きになったり、積極的になったりと、人間の意識って不思議ですね。