全米で今、話題になっている感動の幼いロング兄弟がいます。
トライアスロンといえば、水泳・自転車・マラソンを組み合わせたとてもハードなスポーツで、鉄人レースとも呼ばれている。
この競技に通常とは異なる形で挑戦し続ける9歳の男の子コナー君がいます。彼は、重度の脳性マヒで歩くことも話すこともできない6歳の弟ケイデン君と一緒にスポーツをする楽しさを分かち合いたいと昨年から全米各地で開かれている子供のトライアスロン大会に参加し、順位に関係なく、完走を果たしているそうです。
母親は、弟ケイデン君の将来を悲観し周囲の目を気にしてケイデン君を外へ出さないようにしていた。しかし、幼い頃から誰に言われるでもなくケイデンの世話をし、遊んでいた兄コナーは、ケイデンを連れて外へ出て行こうとする。
二人はチームロングブラザーズとして出場し、最初の水泳は兄のコナー君がゴムボートに弟のケイデン君を乗せて引っ張りながらプールを2往復泳ぎ切ると、続く自転車では、弟の3輪カートを後ろに繋ぎ、約5キロのコースを必死に走った。
そして最後は、弟のカートを前へ押しながら800メートルのマラソンコースを走り切り、トライアスロンを2人で完走したのです。
この珍しいチーム編成の兄弟に駆け付けた多くの観客からも温かい声援が飛び、ゴールの瞬間には一際に大きな歓声が沸き上がったという。
コナー君が弟のケイデン君と一緒にスポーツの楽しさや感動を分かち合いたい気持ちが、私にはとても理解できます。
障害者スポーツに携わる人には是非、見て欲しい動画です。これも一つの新しいスポーツのカタチかもしれませんね。