私がいつも言ってることが大袈裟でないことを実際に現場を看護師さんや医師に親父の吐く物や状態を昨日は診てもらいました。
医師の話しでは、水も飲めない・食べ物も受け付けない場合は、やはり、胃ろうから栄養剤を入れて食道の吐き気や炎症が治まるまで凌ぐカタチをとり、それが治まれば、口からエンシュア(缶ジュースの栄養剤)を飲んだり、ペースト状にした食事に切り替えたりしながら、次の病院でのバルーンの拡張まで繋ぐという方向性で一致した。(どちらにしても胃ろうを家族が行わなければならないようですが本音を言うと私自身は嫌です。)
これまでも、飲み物も食べ物も受け付けない場合は、掛かり付け医で点滴(水分補給)をして貰うと若干、元気を取り戻し、また、自分の好きな物を食べようとします。そして、その時点では食べられるので、これが厄介なのです。これまでの経過を診ていると、その翌日に咳き込み、痰が絡みやすくなり、ネバネバした唾液が出て、喉を詰めやすくなるみたいです。
親父も注意すれば、今の食道の若干の隙間から水や栄養剤が口から飲めるのに、そういう食べられる瞬間があるだけに、あえて、自分の好きなご飯と刺身などの青魚が食べたいという思いの方が強く自分をコントロール出来ないようです。そして、これまでも同じ事を繰り返して来ました。
だから、兄や弟も好きな物を食べたいのなら食べさせた方が良いと、親父が苦しむ姿を実際に何度も見ていないので、私の言う事が話し半分で聞いとかないという訳です。あの苦しむ親父の姿を見たくないので、私も親父に対して口うるさくなり、親父から煙たがられています。
本人にすれば、好きな物を食べて死ねたら本望やぁって簡単に言うけど、一緒に住んでいる家族にすれば、溜まったもんじゃありません。ある程度離れる時間が必要みたいですね。
四六時中一緒に居ると体が動けない分、我儘になり言いたい事を言うので、どうしても衝突してしまいます。
同じ部屋だと寝ても気になり、私自身が睡眠不足になるので、寝る時ぐらいは私が1階に寝て、親父は2階で寝るようにしたのです。
今回、看護師さんと医師が親父の症状やその状態をその場で診て貰ったことが、唯一の救いで私がオオカミ少年にならなくて良かったと安堵しています。