ある訪問診療所からの依頼で、「消化器系の障害及び治療後の影響により
食行動の変更を余儀なくされた高齢患者の地域での看護支援について」が
研究テーマで、本人や家族の意見を聞かせて欲しいとの依頼があり、9項目
の質問に対しての回答を長年親父を診て来た過去の経過資料やメモなどを
活用して、患者家族がかかえる食生活を変えることの精神的、身体的にも
大きな負担となり、今後の臨床での看護に役立て貰えればと丁寧に応えて
上げ、研究レポートのお手伝いが出来ればと今、整理しているところです。
現在の医療制度は危機的状態で、在院日数の短縮化に伴い消化管障害
だけでなく高齢者患者の治療後は在宅へ移行することが多く、患者本人や
患者家族に対し地域・在宅・外来等でどのように看護介入して貰えるかが
これからの訪問看護支援の方にとっては、とても重要な役割を果たされる
業務だけに、患者本人も家族も訪問医師も看護師さんもお互いに訓練や
勉強が必要な時代へと変わらざるを得ない所まで来ていると言うことです。
決して、他人事ではありませんよ。
親の看取りは、いづれは誰もが経験しなければならないテーマのようです。