シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

中部・北陸ツーリング(前編)

2024年04月03日 22時15分50秒 | 車・自転車・バイク

3月30日~4月2日

3月は雨ばかりでサクラの開花が足踏してるなか、土曜から数日間晴れが続く予報になった。
これは逃す手は無い。 ”バイクで走ろう!”と決めた。
場所はどこでも良い。土曜は早起きしてとにかく出発する事を決めた。

取り敢えず走り出す方向を決めなきゃならないので、先月、御前崎から浜松まで行って、ライハとテントの二泊で廻ったから、今回は前回の続きで浜松スタートにして、どっかその辺を1、2泊で走ってみようかと。
例によって走るコースや宿泊地は現地で決めながらの毎度のフリープランです(笑) 今回は身軽にテント装備はなし。

結果、放浪癖発動しちゃって、中部地方から北陸地方にまで足を延ばしちゃいました。
前編、後編に分けて、足取りを記して参りまーす。



1日目

6時自宅を出発。西に向け西湘BP、箱根新道を走り、沼津から東名に乗って浜松西ICで降りる。ここまで休みなしで一気に走っちゃいます。高速はツマラナイから変に休むよりとっとと走りきってしまいたい派です。
インター近くのカフェでモーニング食べながら地図見。これ以上西へ進むとどんどん家から離れちゃうから、北へ上って岐阜辺りをウロチョロしようかなーっと、、この時点では考えてた。



浜名湖は昨日までの大雨で濁ってます。



最初の訪問地は長篠城趾。歴史の舞台だねぇ。



山里のワインディングロードを気分よく走る。設楽、稲武など初めて来たよ。
ほんとに天気が良くって、週末と言うこともあり道の駅は地元ナンバーのバイクが沢山居ます。大型バイクが多いですね。



昼食食べながらこの先のルートを検討。恵那峡や木曽辺りかなって感じで、その日の宿をパパッと検索。中津川のビジホを確保。本当に便利な時代になりました。

恵那峡に着いてオドロイタ。
古びた土産物店やら、出店やら、観光船やら、、、かなり痛い感じ。そもそも”渓谷”ってどこ? 目の前にはだだっ広いダム湖が広がってます。そりゃ観光船も走れるわ。
外国からの観光客も多いが、これは無いわ~





気温はぐんぐん上がり、インナーなしの冬ジャケでは暑い。
春全開です。

中津川のビジホにチェックイン後、暮れゆく中津川の町を歩き回ってみる。人影が殆ど無い。。。
旧中山道の宿場を再現した”真新しい”町並み(セット?)があった。インバウンド狙いで町の振興を図っているのだろうか。うまく行くと良いね。



駅前も、チト寂しいかも。地方都市の現実。
駅前の古い食堂に入ってみる。店のオバチャンとお話ししながら古風なとんかつを戴きました。



何やかんやで中津川の町を5、6km歩いた。町の様子がよく分かったよ。
ビジホでコンビニ弁当食べても町の様子は分からない。僕は道中の人々の生活や息吹を感じたい。そんな旅が好きなのです。二度と来ないかもしれないから、そんなふれ合いを大事にしたいのです。

ちょっと旅人スイッチ入ったかも。。。



2日目

木曽路を辿って塩尻に抜けることをイメージして中津川に泊まったが、昨日の恵那峡や観光用宿場町セットに抵抗を感じ、以前行ったことのある馬篭、妻籠なども同じだったので木曽路を敬遠。進路を下呂方面に進むことにした。

早朝のR256は川沿いや山村風景の中を気持ちよく走れた。
程なく下呂温泉に到着。日本三大温泉の誉れ高いがここも古さは否めない。同じ三大温泉でも草津は上手く時代に即して更新されてるが、下呂は追いつけてないかも。



撮影スポット(笑)



せっかくだから温泉入りたかったが、朝は入れる日帰り温泉無かった。。。残念
名湯に入れれば、ここの印象も変わったかも。

進路を西に取り郡上八幡を訪れた。ここは初めて来ます。戦国史の舞台だし、何より鮎釣りの聖地みたいな場所だから以前から興味があった。



郡上八幡の町中をぐるっと一回りした印象は、明るくて、精気があって、町が生きてる感じです。



この町のシンボル、郡上八幡城を訪問。駐車場から城までは結構登ります。



城からは郡上八幡の町が一望。
川を挟んだ対岸の山には赤谷山城が対峙している。戦国武将達はこの景色を見ながら何を想ったのだろう。



木曽方面を止めてこちらに来て良かったかも。
時間はまだ10時。ここまで来たんだから、、行っちゃいますか”日本海”!

美濃白鳥から福井に抜けるR158油坂峠は冬季通行止め。でも峠部分だけ開通してる中部縦貫道が無料で通れました。いずれ旧道は無くなっちゃうかもね。
この時期、峠道は冬季通行止めが多くてルートが制約されます。それゆえ、まだ車も少ないとも言える。
で、峠を越えると、、福井県じゃー!!

岐阜側の春めいた山里風景からガラッと一変。太平洋と日本海の分水嶺を越え九頭竜川の源流地帯です。そこら中雪積もってる。豪雪地帯なんだなぁと改めて認識。



渓流沿いのR158は車は殆ど走って折らず、雪山を眺めながら渓流沿いのワインディングロードはかなり楽しめた。良いコースだね!
ちなみに路面凍結はもう無い感じでした。



越前大野の道の駅で昼食取りながら今日の宿を探す。福井のビジホがやたら高かったので、ちょいと隣の鯖江でキープ。メガネの生産地として有名だね。どんな町なんだろう。宿が決ると気が楽だ。

越前高田で右折。
やっと来れました、”曹洞宗総本山 永平寺”。かの道元禅師が開祖。



ここ前から来たかったんです。
以前、仕事で近くまでは何度も来てたんだけど、当時は小松空港の飛行機の時間が限られてて永平寺に寄ることが出来ないでいた。
ここらは関東から一番来にくい場所だったけど、新幹線が開通して良かったね。









流石です。奈良京都の大伽藍とはまた違う、禅寺の厳しさがひしと感じる。実際大勢の修行僧が庭掃除してた。
九頭竜川沿いの辺鄙な道をバイクで走った先に辿り着いた禅寺は、荒涼たるラダックのゴンパと一つの線で繋がってるんだなぁ。
仏教に限らず宗教の力って凄いよね。人類が生み出した偉大なる文化だ。
座禅の一つもして行きたかったが、そこは気持ちだけ置いて行きます。

大分満足したが、まだ少し時間があるので丸岡城に行ってみます。
丸岡城は、当時の天守閣が現存する12城の一つです。(参考:弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、松山城、宇和島城、高知城) 大阪城とかはレプリカってこと。





思いの外小さい、、、まあ当時の建築技術では姫路城クラスはそうそう作れないわなぁ。

福井駅を表敬訪問。



さらに西へ走って鯖江駅に到着。



宿は駅前のビジホなんだけど、店何も無い。。。
この辺は車社会なので、食事できる店とかは国道沿いに行っちゃってるみたいで、駅そばは寂れちゃってました。時代の流れでしょう。
でも、この町を知りたくて頑張って歩いて、やっと見つけましたわ食事処。シャッター街の中に一軒だけぽつんと明かりが点いてた。洋食屋的な感じかな。店構えではよく分からないが、食事処と書いてあるしここを逃したら夕食抜きになっちゃう。突入!

ウッ!? 古い店内は地元の人でほぼ満席なんだけどシーンとしてる。意味分からず若者に聞いてみると、時間掛かってるみたいですと。
辛うじて空いてた片付けの終わってないテーブルに座って様子見すると、腰の曲がったおばあちゃんが一人でやってるようだ。
そりゃあ無理だわ。。。
せかしても仕方ないのでそのまま静かに座ってると、お茶を持ってきてくれたんで注文だけして、あとは事の成り行きに任せる。
忘れた頃に先客の食事が出てくる。

30分ぐらいたった頃に若夫婦が厨房に合流し、急に捌けだした。
この店というか、この町のシステムは謎だ。
コンビニも何も無い。
この時、ずいぶん遠くまで来たんだなぁっと実感したよ。旅情ってやつだ。。。

今日はなかなか充実した一日でした。
明日中には帰れそうも無いが、天気はあと二日もつはずだからいいっしょ。

(後編に続く)
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