シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

燃料タンク清掃

2015年05月11日 00時29分59秒 | ボート
5月10日

昨年秋頃かな、シーブレインの燃料ラインがたまに詰まるようになった。
復旧方法は至って簡単だったし、原因は燃料タンク内のスラッジによるものと分かっていた。
燃料タンクのスラッジ問題はディーゼル船の宿命だが、燃料タンクが簡単に外せて内部洗浄が出来る船はまず無い。
シーブレインもエンジンを下ろさない限り、タンクを取り出すことは出来ない。

さて、どうする・・・

タンクを外す事は不可能なので、作業的にはタンク内の燃料を濾すことにする。
今回、現場でありあわせの物で考案した方法は以下の通り。

デッキウォッシャーポンプのIN、OUTホースを外し、それぞれに3mぐらいの別のホースを接続。



燃料タンクのレベルゲージを取り外し、その穴にIN側(吸入)ホースの先端を挿入。
ホースには添え木(釣竿)を装着。


ポンプを回せばOUT側(吐出)ホースから燃料が吐出されるので、それを燃料給油口に流し込んでタンクに戻す。
この時、給油口にフィルターを噛ませて、燃料内のスラッジを濾し取るという、お手軽循環システムを考えた。

フィルターは至って簡単。
2Lのペットボトルの底をカッターで切り落とし、その中に台所用のスポンジたわしを詰め込むだけ。
逆さまにしてペットボトルの口を給油口に差し込めば、フィルター兼漏斗となります。



ポンプを作動させると、燃料がホースからペットボトルにドボドボと注がれてゆく。
溜まった燃料は、スポンジを通して奇麗になって、再び燃料タンクに戻ってゆきます。
スポンジの上には、黒いスラッジが面白いように濾し取られました。
30分ぐらいの間ポンプを入れたり切ったりしただけだけど、ビックリするほど取れたよ。
大成功じゃない!?


ヒェー、  こんなにあるのね。。。
これがタンク内に発生するスラッジです。なんでこういうのが発生するのか分かりませんが、ディーゼルにはもれなく付いて来ます。

作業を効率よく進めるには、まずタンク内の燃料を適度に使い切って少なくしておくと良いでしょう。
あと、スラッジが底に溜まってるので、タンク側に差し込んだホースで、タンクの底をあちらこちらと吸い込み箇所を変えると、たまに大漁ポイントが見つかります。(笑)

ホースには捨ててあった釣竿を、ビニールテープで添え木みたいに付けました。適度に曲がりつつ、狙った所にホース先端を持ってゆけてこれはGood。
特にインナーラインのロッドなら、ガイドもなく最高の添え木になりますね。なんならインナーラインロッドそのものを吸い込みノズルとしても使えそう。

かくして、タンク内に潜んでいたスラッジを、かなり捕獲することに成功しました。
後どれぐらい残っているかは分からないけど、減ったことは確実です。

今回は沈殿した状態でしたが、今度は走った後とか、中をかき混ぜてとかして、スラッジを浮かせた状態でやってみたらどうだろう。

デッキウォッシュポンプを使ったので、長時間はやりませんでしたが、100V電源で長時間駆動可能な耐油性のポンプがあれば、1時間でも2時間でも回していれば、かなり奇麗になるんじゃないかな。
作業後は、バケツに石鹸水を作って暫らく循環させ、ポンプ内の油分を洗い流しておきました。

こういう創意工夫っていうか、目的達成のために考えることって、面白いんだよなぁ。


昨日は出船予定だったけど、荒れると予想して早々に中止しちゃいました。結果は小雨&北東風少々。
出れたかな。。。
この後、台風6号、7号と続くようです。(鬱)
梅雨入り前に、一発釣っておきたいものです。


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