晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

くしろ 山下書店

2008-07-22 12:12:18 | Weblog
 釧路駅近く、小田原書店の店主と話しました。「本のデパート山下書店」が閉店したとのことです。これまでに、北大通からは、日進堂書店、丸三鶴屋デパートの中にあったブックセンターが閉店、本屋さんが無くなりました。残ったのは、春採湖畔にあるコーチャンフォー(本店は釧路)だけです。

 また、釧路市内の映画館も1軒も無くなったそうです。20万都市ですが映画館がありません。隣町の釧路町にシネコンができたためだそうです。

 末広町にあったキャバレーも無くなったそうです。銀の目、香港、ニュー東宝などがあったと記憶しています。水産業が振るわず、漁師の人たちがお金を落とさなくなったことも影響していると思います。

 小田原書店の近くにあったパチンコ店も消えていました。北大通のパチンコ「チャンピオン」も閉店になって随分経ちます。

 唯一、増えているのがビジネスホテルです。これも、支店が閉鎖されて、業務を出張で済ませるようになったためだからと言われています。支店時代に住んでいた人は皆いなくなりました。交通手段が発達するとこういうことになります。

 北海道新幹線が札幌まで延伸すると、思わぬ結果になることが予想できます。

 私が育った頃は、水産業、炭鉱、製紙業などが盛んで、「産業都市」として街に勢いがありました。

 地域経済がこのようになったのは、国の政策や国際情勢など、様々な要素が複合した結果だとは思いますが、この国は少しづつ大切なものを失っているように思います。




 
コメント
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