寺田屋にある竜馬の肖像画です。ついに、大河ドラマ『竜馬伝』が昨夜で終ってしまいました。最終回で竜馬に「将来、蝦夷地を開発したい」と言わせていましたが、生きていればどうなっていたでしょうか。
歴史に「たら」「れば」は無いのでしょうが、首都が札幌になっていたり、北海道が独立国になっていたりと、今と違った北海道になっていたかも知れません。
私は、2010.11.6の当ブログ「現在の立脚点 その1」で、このように書きました。
「それは特に政治や経済、社会に関することだが、それは既に修復が不可能なほど劣化が進み、何をしても有効な対策にならない地点に達しているのではなかろうか。反対に、様々な局面において、これからの未来社会の形状を示す兆候や萌芽がありながら、私たちは鈍感なことにそれに中々気付いていないのではないか。」
伊東氏が本書で語る「期待と現実」は、まさに上記のことを示しています。自民党でも上手くいかない、民主党に変わっても上手くいかない。誰がやっても上手くいかないのは、そもそもシステム自体に大きな欠陥ができてしまっているからです。
国政を担う政治家とそれを選ぶ国民が、国家というシステムの水面下で進む変化に対応できなくなっています。