幣舞橋のたもとで、「くしろザンギ王決定戦2012「というイベントが大勢の人を集めて開催されていました。16店が参加していて、その選考は、食べた人が自分の使った箸を美味しかった店のボックスに投票して決めます。私は、レモン味のザンギを選びました。釧路がザンギの発祥の地だとは知りませんでした。
『方法としての吉本隆明―大和から疑え』 その3
古代史に詳しい知人から室伏氏の言説について、コメントをもらったので以下に紹介する。
「このような考え方もあるのかと思いました。理論展開に文献学上の根拠が全く示されないため、話しが恣意に流れていると思います。九州に邪馬台国、倭国説は学説として古田武彦さんの他の方も出されています。
古墳開始年代は、現在3世紀後半から中葉まで早められています。(白石太一郎)橿原市山辺の道周辺にある箸墓古墳は卑弥呼の墓ではと言われており、この古墳群と九州王権のあり方の問題が諸説粉々です。
白村江の戦いも日本書紀をまったく無視していますし、高市皇子にしても、子どもである長屋王家との関係から、無理な解釈と思われます。
また、神々についても、天孫降臨神話、出雲神話がなぜ日本書記や古事記に登場しているのか、その伝承の担い手と大和朝廷の関係等分析が必要です。
ただ、通説に対抗していますので、こうした展開になるのかもしれません。」
最後の一説、室伏氏の言説は、「通説に対抗している」。この部分が、私が室伏氏に魅かれた要因であるとともに、私が異端でドグマチックな考え方に大変弱い(はまってしまう)点をズバリ言い当てていると思う。
知人からの指摘に答えるには、私自身もう少し古代史の本質を学ぶ必要があると思う。