晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

安倍外交

2006-11-26 21:16:01 | Weblog
 大きな声の出ない総理が、本日公邸に引越しをした。「これで、24時間体制となる。」そうだ。

 私は、あの総理に24時間も働いて欲しくない。ゆっくりと休んで欲しい。

 風向きは変わる。うかがい知れないお家の事情もあるのだろう。あんなに靖国参拝を批判していた中国が、今年のコイズミさんにはあまり騒がず、最近は、北朝鮮に厳しい態度を示している。

 北朝鮮も、中国が米国、日本と仲良くされては困るので、ミサイル発射、核実験と中国に抵抗を示した。その間、訪中した安倍ちゃんは、胡錦涛と不本意ながらの握手。

 これを以って、安倍ちゃんは、右派(対中強硬派)を裏切ったのだろうか。

 安倍グループには、日米同盟派もいれば、対米自立派もいる。中国とのつきあいを通じながら、東アジアの中で盟主をめざしていくのだろう。中川昭一氏の核武装発言も、対北朝鮮よりも、対東アジアを意識していると考えた方がいいのではないか。

 ブッシュ政権からの風向きも変わりつつある中、どう進路をとるか。船長としては、小さな声でもいいから、少し語るべきと思う。



 シリーズ日本近代史①『幕末・維新』(井上勝井著 岩波新書 2006年)を読んでいる。
 幕末の東アジアにおける内政・外交から、今の政治を考えるヒントが。

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『東京ファイティングキッズ』

2006-11-25 19:36:47 | Weblog
 丁度2年前、2005年の元旦、『東京ファイティングキッズ』(内田樹(たつる)、平川克美 2004年 柏書房刊)を読んだ。

 どうしてこの本を読んだのだろう。帯の「世の中少しなめてかかった方が楽しい」というフレーズが、ピッタリきたのだと思う。

 年末に学生時代の友人と久しぶりに会った。彼らは、無くしていなかった。「世の中をなめてる感じ」を。

 少し、自分は従順にやり過ぎたかもしれない。いいように使われているだけかも知れない。少し遅いかもしれないが、もう一度「なめてかかってみようか」と思っていたところに、はまったのではないだろうか。

 内田氏は、フランス現代思想が専門、武道家でもある。平川氏は、小学校の同級生。実業家。2人の対談である。いい言葉、いい語りが満載。

 そして、『東京ファイティっグキッズ・リターンズ』(バジリコ刊 2006年)が帰ってきた。

 子ども達の言葉が貧しい、から始まって、世の中の二者択一化、政治の単純化、粋とは何かを問う野暮、努力と成果の間の相関の証明をしないと子どもは勉強をしない。などなど、その中を縦横無尽に切ってしまう対談。



 気管支炎再発、右足脹脛痛治らず、最悪の週末



 

 
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憂国忌

2006-11-22 20:33:47 | Weblog
 豚丼の思い出(友好的ブログで話題が掲載されていたので)

 高校の頃、母が持たせてくれた弁当は、2時間目の終わりに食べてしまい(いわゆる早弁)、昼休みには釧路支庁まで「豚丼」を食べに行ったものです。

 熱いご飯の上に、焼きたての豚肉が2枚(だったかなー)、それに甘いタレ、シンプルだが、絶妙のバランス、がっついて食べたものです。

 春採湖畔の丘陵の上にある高校から支庁までは結構離れていて、往路か復路はどちらか必ず全力疾走しなければ5時間目に間に合わず、その5時間目は、満腹感と疲れでいつも熟睡していたのを思い出します。

 僕らは、それを「支庁の豚丼には、睡眠薬が入っている。」と言っていました。


 三島由紀夫という作家が、市ヶ谷の自衛隊駐屯地のバルコニーから、こぶしを突き上げて叫んでいる映像を見たのも支庁のテレビでした。

 「諸官に与えられる任務は、悲しいかな、最終的には日本からは来ないのだ。・・・アメリカは真の日本の自主的軍隊が日本の国土を守ることを喜ばないのは自明である。あと二年の内に自主性を回復せねば・・・自衛隊は永遠にアメリカの傭兵として終るであらう 」

 1970年11月25日の自決から36年、憂国忌がまもなくやってくる。


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『9.11の謎』

2006-11-19 21:24:22 | Weblog
 10月の中に風邪をひいて、その後の気管支炎もほぼ完治、久々の週末ラン。
 のはずが、昨日、5km位走った所で突然右足ふくらはぎに痛み、日曜日は長距離をと思っていたのに、直るかな。

 一夜明けて(午前中は営業)、痛みはあるが走れないこともない。走っているうちに良くなるさと午後のスタート。やはり5km位から、痙攣するような感じで痛い、8kmからは激痛が、とうとう13kmで中止。今まで経験したことの無い症状。自己診断では、肉離れか。

 それで、一休みに寄った書店で、『9.11の謎 世界はだまされた!?』(成澤宗男著 金曜日2006)を購入、帰宅後一気に読破。

 週間金曜日に連載されていたレポートをまとめたもの。書店には、9.11に関する
類書がたくさん並んでいる。今になって、あれは捏造だったという趣旨が多い。

 本書も、これまで断片的に報道された事実に基づき、いくつかの点で、疑問を呈している。

 世界貿易センタービルは、航空機の突入で崩壊したのではなく、ビル解体の爆発物による破壊。(これは、ネットでも写真入で過去に見たことがある。耐震強度の不足しているビルでも倒れないのではないか)

 衝突機のブラックボックスは、発見されてないことになっているが、政府が密かに回収している。(過去の事故でボイスレコーダーなどが消えたことはない。)

 ハイジャック機の乗客名簿にテロリストの名前がない。自爆テロリストのうち、生存者がいる。

 これは、誰しも知っていることだが、ビン・ラディンとCIAは今でも関係がある。(米国は、冷戦当時、対ソ連のため支援していた。)

 9.11を事前に知っていた者が、株の大量取引をして、大儲けしていた。

 ブッシュは、事前に9.11を知っていた。


 21世紀に入った年に起き、その後の米国によるアフガニスタン侵攻、イラク侵攻の根拠となり、ブッシュに追随して自衛隊もイラクに派兵されたきっかけとなった重要な事件。
 
 真実は闇の中、しかし、9.11以降への筋書きがあったように感じる。実行部隊は誰か、CIAとの共謀か、それとも計画を事前に知っていて泳がせたか。

 米国は、3000人もの命の犠牲を払ってまでも、こんなことをする国なのか。


 この国には、ここまで陰謀的な仕掛けは無いのだろうが、米国社会の後ろを追いかけているから今後は何が起こるかわからない。



 
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『スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」』

2006-11-18 20:10:50 | Weblog
 小澤徳太郎著『スウェーデンに学ぶ「持続可能な社会」』(朝日選書2006)

 著者の小澤氏は、スウェーデン大使館に長く勤務した、環境問題の専門家。

 著者は、この国は、このままでは(大量生産、大量消費、大量廃棄)持続不可能であり、環境問題が生存を脅かす、という。
 
 この国が、「失われた10年」を空しく過ごしている間に、スウェーデンは、2025年頃に、「生態学的に持続可能な社会」を実現するという。
 このため、化石燃料の抑制、資源の再利用、廃棄物を減らす政策を導入している。

 そして、そのためには、一人一人ができることから始めるのではなく、国家としての政治決断を行なったという。

また、持続可能な社会の展望を語れる経済学が不在という。

 
 この著者の論、少し独断的に感じた。

①まず、環境問題からのみ持続可能な社会を論ずるのは一面的。国家として、スウェーデンは、ひとつの目標とすべきと思うが、外交のあり方とか、ヨーロッパの様な地域共同体の考え方とか、教育、福祉制度・・もう少し多面的に論じる必要がある。

②経済学の不在と断じるのは少し不勉強。環境経済学をはじめ、福祉、社会制度を対象とする経済学は存在する。著者は、それらをきちんと勉強したのか。具体的な批判が無く結論のみで断じている。

③読後感は、一言でいうと「駄本」。北欧社会のあり方なら、神野直彦氏の著作に学ぶべき。

 ひとつだけ、バックキャストという手法は、参考になる。すなわち、将来のあるべき姿を想定し、それに基づいて今何をしたらよいかを判断する方法。
 通常は、フォアキャスト、現在から将来を想定して判断している。



 もうひとつ「駄本」、島田裕己著『創価学会』(新潮新書2006)対象を客観的に論ずると言うスタンスを貫いた結果、主題のない、主張の無い著作なった。



 
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この国の貧しさ

2006-11-14 21:11:28 | Weblog
 コイズミ内閣になってからの国民の負担増をまとめたものがありました。                                (SEKAI006.12)

 税金:2002年度 老人小額貯蓄非課税廃止、
    2003年度 配偶者特別控除廃止、発泡酒等税率引き上げ、たばこ税引き上げ、消費税中小事業者特例措置見直し、
    2004年度 65歳以上公的年金控除の上乗せ措置廃止、老年者控除廃止
    2005年度 定率減税1/2縮減、
    2006年度 定率減税廃止、たばこ税の引き上げ
 医療・年金
    2002年度 医療制度改革関連法 サラリーマン本人3割負担ほか
    2004年度 年金制度改正 保険料引き上げ、給付水準引き下げ
    2006年度 医療保険制度改正 70歳以上の現役並み所得者3割負担に他
 介護等2002年度 雇用保険法改正 保険料引き上げ、給付引き下げ
    2003年度 65歳以上の介護保険料引き上げ(3年毎の見直し)
    2004年度 生活保護 70歳以上老齢加算の縮減
    2005年度 生活保護 母子加算の縮減、介護保険法の改正(食費、居住費の自己負担)、障害者自立支援法の制定(1割負担)
    2006年度 65歳以上の介護保険料引き上げ(3年毎の見直し)

 経済大国とか、生活大国、1億総中流意識などと言われていた時代が遠のく、薄皮を1枚1枚剥がされるように。

 現在の不幸は、こんな情況をくみ上げる政治の不在にある。
 「選挙で世の中は変わらない。」、言い方を少し荒っぽくすると、
 「選挙でなんか世の中変わるわけねーだろうに。」
 これ、真実とは思いませんか。

 
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イノダコーヒー本店

2006-11-12 19:51:16 | Weblog
 3年前に札幌駅にJRタワーができ、大丸札幌店が開店したのですが、その中にある「イノダコーヒー」に時々行きます。

 本店が京都にあるということで、開店後しばらくは、京都弁の店長さんが陣頭指揮をきびきびとしていました。

 昔ながらの喫茶店が減り、ファーストフードに若者は集い、コーヒーも外資系のスターバックスとか、ドトールとか、マニュアル化された接客、同じ規格品、同じニオイ、粉のコーヒーの粉末を溶かしたような店が幅を利かせていますが、「イノダ」はチョットレトロな、少し気品のある雰囲気のお店で、コーヒーもこれがコーヒーだという本物を出してくれます。

 少し昔の札幌の喫茶店事情は、和田由美著「札幌喫茶店グラフティ」が楽しい。

 昔はどうしてあんなに長時間喫茶店にいれたのだろうか。よくも話すことがあったものだ。ひとつひとつの店に個性があり、客にも個性があったと感じる。

 さて、今回の京都小旅行で、京都堺町三条にある本店に行くことができました。中心部の繁華街から少し中に入った静かな所にあり、隣接して数十年前に始めた店も再現されていました。10坪程のビルに囲まれた中庭のテラス席でコーヒーとケーキのセットを食べました。



 札幌で初雪を観測。午前11時、平年は10月27日、1962年と同じく戦後一番遅い記録だそうです。

 

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トワイライトエクスプレス

2006-11-11 19:56:38 | Weblog
 札幌から京都まで22時間の列車の旅、空の方が時間も体力も節約できるが、あえてこの距離感を楽しんだ。

 列島の半分を海に沿って地図をたどるような実感、遠いようなそうでもないような感じ。
 
 飛行機の移動では都市から都市への移動のため、ともすればこの国は都市化され、前近代的なものは消し去られた様な感じを持っていたが、いやいやこの国はほとんどが田舎なのである。都市と都市の間は、山また山、そして田んぼが続き、谷間に集落がへばりつく。

 全く退屈しない車窓からの風景、東北は田舎の中に都市が点在しているが、新潟、富山、石川の北陸は思いのほか、集落が連続している。家屋やインフラも豊かなように見える。
 
 ところが、福井に入ると、田んぼに転作が目立ち、狭い谷間に集落や棚田があったり、原発の排気口も見える。福井県は貧しいのかも知れない。

 琵琶湖の西岸、湖西線をとおり、滋賀、京都はすっかり関西の空気に。

 昨年、北斗星で、何もない東北を抜け、ようやく埼玉県位から東京の都市の風景が続き始めたのだが、日本海側は、北陸の豊かさ、歴史の積み重ねを感じた。






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『日本共産党』 筆坂秀世著

2006-11-10 20:22:59 | Weblog
 筆坂秀世著『日本共産党』(新潮新書2006)

 セクハラで日本共産党ナンバー4の地位を失った著者の党を批判した話題の書。

 読後感としては、このようなくだらない輩が党のナンバー4であったという事実に、今のこの党の危機が表れていると感じた。

 著者は、「幹部の立場に安住し、あえて軋轢を避けて保身的になっていた、党内にいる時になぜ言わなかったのか。」と述べている。

 今、著者が党批判をする理由は、党内での立身出世が断たれた私怨からではないのか。幹部にいた時には、マスコミにも出て、党を代表して意見を言っていたのは国民が見ている。もし、現在も幹部のままであったなら、このような行動をとってはいたのであろうか。

 そもそも、著者の入党の動機が生きがいの発見であり、社会をどうしていこうという問題意識など感じられないのである。そこに、たまたま組織があり、忠実に勤め上げてきただけなのではないか。

 別のところでは、「共産主義社会などまったく将来への展望がないのだから・・」と述べている。

 腐っても革命政党である。未来社会の展望を語らずして何のために存在するのか。現在は、展望を語れずとも、展望を考える努力を放棄してはいけないだろう。

 著者の党批判も、組織論、運動論に係る組織拡大、赤旗拡販、選挙のみ。未来社会へのプロセスなど歴史や理論に基づいた議論が全く無い。無理論。

 この党が選挙のたびに口当たりの良い政策をいくら語っても、目指す社会の全体像を示せないのでは、有権者に心底からは信用されないのではないか。

 私的で、幼稚な批判しかできない著者であるが、離党者ということで、今はマスコミも持ち上げているが、早晩使い捨てられることであろう。

 

 
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吉田拓郎 札幌公演

2006-11-07 20:29:04 | Weblog
 還暦の吉田拓郎のパワーに脱帽でした。
 6時30分定刻きっちりに開演、注目のオープニング曲は、「とんと、ご無沙汰」その後休憩無しで20曲位続き、ラストは、「今日まで、そして明日から」で9時10分になっていました。

 最後の4曲は、満員の場内、総立ち、50歳前後のおじさんとおばさんが全員大合唱(客観的に見ればチョット異常な光景でしょう)、多分、北海道厚生年金会館で行なわれたコンサートの中で、今年1番の盛り上がりでしょう。ベストコンサート賞です。

 私達は、若いときに拓郎の曲に共感し、そのまま拓郎と共にここまで来てしまってますから、今さら拓郎のどこがいいとか、なぜとかいっても上手く説明はできません。ただ、時々ライブのコンサートで、元気をもらっています。

 
 MCでは、つま恋の裏話として、ゲストのかまやつひろしは、昼のステージは暑くて大変だったろう(カツラのことか)とか、中島みゆきも昼のリハーサルで見たときは、おばさんにしか見えなかったが、夜のステージではメイクがキマッテいて可愛かったとか。

 また、今日のバックバンドの名前は、「札幌日本ハムありがとう新庄ススキノオーケストラ」だそうです。

 また、こうせつとは、31年前のつま恋以来付き合いが無いが、今回は事前に「意味も無く奇声を発して客をあおるな」と約束していたのに、本番開始と共に煽りはじめたので、離れたところに移ったなど、NHKでは仲間のような構成で番組が作られていたが、実際は全然友達ではないということでした。



 吉田拓郎は、我らの人生の応援団です。



 

 
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吉田拓郎コンサートの日

2006-11-06 15:08:40 | Weblog
 2006.11.6 吉田拓郎コンサートツアー2006~ミノルホド コウベヲタレル イナホカナ~札幌公演

 昨年は、札幌公演がなかったので仙台公演のチケットを入手したのに、あいにく仕事と重なり無念の断念。最後までジタバタと調整しましたが、結局苦渋の決断。

 今年は、つま恋のかぐや姫との31年ぶりコンサートは仕事で行けなかったが、やっと今日という日を迎えることができた。今日という日に、仕事を入れないように入れないようにと願い続けて。

 マニアックな話だが、気になるのは、オープニングの曲とラストの曲、そしてつま恋とは、アレンジを変えているのかなあとか。拓郎は、同じ曲でも頻繁に編曲を変えます。還暦の拓郎ですが、今日は声が出るかなあなんて心配も。

 1曲目は、「フォーエバーヤング」と予想しておこう。

 さて、これから存続が微妙な北海道厚生年金会館に向かいます。



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走れば人生が変わるか

2006-11-05 15:57:27 | Weblog
 北海道新聞10月30日朝刊に群馬大学の山西哲郎教授の「走れば人生が変わる」と題した記事が掲載されています。

 山西教授の授業では、学生はハーフマラソンを完走しないと単位をもらえないそうです。最初はいやいや走っていた学生が、最後に感動ランを体験するといいます。

 「応援に元気をもらった。」「大学生活を送る上でプラスになった。」「何事に対してもやる気が増した。」「生涯忘れられぬ体験。」

 私も苦しみの先の快感、目標をクリアーした時の達成感など日常の生活では得られない楽しさを見出したひとりとして、ランニングの楽しさを伝えたいと思っています。

 私の場合、仕事場の机の上に自分のフルマラソンのゴールシーンの写真を置いていますが、苦しいときなど写真をみるとなぜか自然と元気が湧いてきます。

 また、軽いランニングで汗を流せば、ストレスの解消や脳の活性化にも役立ちます。ただし、よくこういうことになりますが、走り過ぎは、記憶喪失にも繋がりますので用心です。

 30代半ばで太りはじめ、ワイシャツのボタンがはじけそうになった頃、私は走り始めたのですが、走っていなかったら、どっぷりと太った貫禄十分のエライさんになっていたかもしれません。

 飄々と行こうという今のスタイルとは大きく違っていたことでしょう。少し人生が変わったのかも知れません。






 
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京都大学西部講堂

2006-11-04 19:49:45 | Weblog
 もう取り壊されたと思っていた京都大学西部講堂をようやく見つけた。木造平屋の瓦屋根に3つの星のマークが描かれている。

 後で、わかったのですが、はじめは赤い星だったとか。それは、1972年テルアビブの空港で亡くなった日本赤軍の3人を記念したマークだと。彼らは、レッドスターアーミーと呼ばれていた。でも今の星の色は黄色。

 独立行政法人化した国立大学は観光事業など収益性も求められるのか、学内に博物館があったり、公開の資料室、そしてレストランも観光客で満員、京大ブランドのみやげ物も販売されている。

 しかし、京大の構内案内図には西部講堂は全く記載無し。無造作に空き地にベンチやタイヤがあったり、スローガンがペンキで殴り書きされているような建物は、当局にとってはいまだに認知できない空間なのでしょう。当日は、学生達が芝居の舞台を作る大工仕事をしていました。

 70年代、ロックやテント芝居などアングラ呼ばれた文化の発祥地を訪ねてみました。



 



 
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哲学の道

2006-11-03 09:46:51 | Weblog
 ただの歩行者専用道路と言ってしまえばそれまでですが。

 銀閣寺から南禅寺まで約1.6km、琵琶湖疎水の支流(水路)に沿って、両側に木々が生い茂る、季節ごとに色々な顔を持つ、今回は少し紅葉には早かったですが、「哲学の道」を歩きました。

 哲学者の西田幾太郎や経済学者の河上肇が、思索するときに歩いたと言われている「道」です。

 今は、観光地になり、商業化され、沿道には、観光客目当ての喫茶店、和菓子屋、小物店、豆腐屋・・そして人も途切れることなく、決して静かに思索などに耽るような環境ではありません。

 さて、「貧乏物語」を書いた京都帝国大学教授の河上肇が、この爛熟した現在の資本主義社会を見て、この道を歩いたら何を思うでしょうか。この社会の本質をどう捉えるのでしょうか。

 「人はパンのみにて生きるにあらず、されどパン無くして人は生きるものにあらず。」20数年前の、私の結婚式で、当時の会社の社長が贈ってくれた言葉です。

 こんな時代だからこそ、この言葉の意味を噛みしめたいと思います。



 次は、京都大学に向かいます。

 前回、鮒寿司に、麹を入れてと書きましたが、あの酸味からは、麹菌は入っていないと推測されます。飯寿司の甘みは、麹から来ているのではないでしょうか。
 醗酵菌に違いがあると思います。



 

 
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鮒寿司と葱焼き

2006-11-01 20:28:18 | Weblog
 琵琶湖産の子持ちの鮒を米(麹か酒だろう)と一年位漬け込んだ寿司、飯寿司とは違った醗酵食品、珍味です。

 臭いがきついといわれていたが、醗酵臭はそれほどでも無い。しかし、酸味はすごくキツイ、強烈な酸味が胃の中全体に沁み渡るほど、魚の卵独特のコクもあり旨い。

 くさや同様、好き嫌いがあり、大衆的な食べ物とは思えないが、昔の人はどうしてこんな醗酵を利用した腐敗すれすれの危ない製法を考え付いたのだろうか。

 味噌、醤油、酒、麹、納豆、漬物・・・この国の味のベースには醗酵がある。


 京都風お好み焼きは、ねぎ焼き。ねぎそのものを食べるのでした。クレープの様に薄焼きにした所に、大量のねぎを山盛りに、肉とか海老、ホタテは適当に入っているが、主役はねぎ。醤油味で食べたが、ねぎの苦味が口の中に広がり大変美味。

 一度にこんなに食べることは無いというほどたくさんねぎを食べるのでした。

 お好み焼きには、関西風、広島風、関東ではもんじゃ焼き、韓国に行けばチジミ
といろいろなスタイルがあって、北海道では風月(北海道新聞に社長の半生記が連載されている)という独特のものがあります。



 
 



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