ようやく春らしくなってきました。
生住滅氏のご指摘にも従い、この摩滅した感性を少しでも
回復すべく、お花見に行ってきました。
私のお勧めスポットは、白石サイクリングロード、路上
サイン3,000mから3,500m付近(南郷通り13丁目から10丁目)
の桜のトンネルです。
この間、田原総一郎「日本はなぜ負ける戦争をしたのか」
(アスキー2001年)、これはテレビ朝日「朝まで生テレビ」
を単行本化したもの。
田原総一郎「日本の戦後(上)私たちは間違っていたか」
(講談社2003年)、戦後史を振り返って、田原氏が政治家の
証言などを交えて、社会党支持だった氏が、どうして今に
至っているかを滔々と述べている。
いずれも駄作、氏はよく言えば、今でも演出家、でも今
やっていることは、政治家の太鼓持ち。
桃井かおりのデビュー作「あらかじめ失われた恋人たち」
(ATG:アートシアターギルド、何と懐かしい響き、1974年頃か)
を撮った、あの感性はどこに。
伊藤誠「幻滅の資本主義」(大月書店2006年)、小峰隆夫
「日本経済の構造変動」(岩波書店2006年)いずれも対象は
経済、しかし後者が経済構造のメカニカルな分析とテクニカルな
処方箋なのに比べて、前者の対象は歴史的で対極的。
1991ソ連の崩壊の後、誰かが言っていた。
「これは、社会主義の崩壊ではなく、資本主義と社会主義の
負け比べで、少し早く社会主義が負けたのだ」と。
もうひとつ、思い出した言葉。
「株と思想は、今一番落ちているのを買え」と。
明日は、
かな。コンサがんばれ。