晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

今どきオリンピック

2006-08-31 21:00:44 | Weblog
 結果的に福岡市は良かったと思う。早くから名乗り上げない
ことを決断した札幌市の上田市長は大いに評価したい。
 
 財政危機が叫ばれ、公共事業や福祉が切り詰められている
時に、どうしてオリンピックをしなければならないのか。

 一時的に建設工事が行なわれ、堤さんの国土計画のような
土建屋さんは儲かるかも知れないが、長野市の例でも、
巨額の借金が残され、それを返すのは、ずっと住み続ける市民だ。

 しわ、たるみ取りのプチ整形をして、若作りの石原さんだけど、
東京で開催されることになっても、観れないのでは。






 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍時01-02

2006-08-30 20:17:59 | Weblog
 友人から薦められて、『龍時01-02』(文春文庫2004 野沢尚)
を読んでいる。
 雑誌ナンバーPLUSの2001.6~2002.5に連載された「サッカー小説」

 リュウジという17歳のサッカー少年が、日本のサッカーになじめず、
スペインに留学する。

 主人公の心理描写とともに、ピッチ内のシーンの動的な表現が、
巧い。11人の選手の連動した動きが、映像のようなリアルさで
伝わる。

 執筆時期が、日韓W杯直前だから少し古いが、スペインでのリュウジの
これからがどういう展開になっていくのか。

 気になるのは、作者の野沢尚氏が2004.6に自殺していること。
 全く、他の作品も知らない方なので、1960生まれで若いのになぜ
という疑問が残る。



 サッカーといえばコンサ札幌、今季は補強もしたのに見せ場も無く
昇格は全く絶望的。

 現在残り15試合 昇格ライン勝ち点80と想定、現在勝ち点46
 11勝1引き分けが必要。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2006年第20回北海道マラソン

2006-08-29 19:31:46 | Weblog
 例年、8月の最終日曜日が終わると急に秋の気配が漂い始めます。

 2006年第20回北海道マラソンに出場しました。「えっ、朝刊に
名前が無かったぞ。」「ごめん、完走できませんでした。」

 今年は、肉体的にも精神的にも準備が足りなくて、できない
理由を並べて、言い訳して、前日の夜まで走るかどうか逡巡して
いました。

 そこに、ある走る仲間から「明日は、8時54分発だから。」の電話、
フッと背中を押されたようで、「よし、出よう。」

・・人は、今持っている自分の力で、全力で生きる以外に無いのだから・・

 暑かった、22km地点のJR新川駅前に妻がいるので、そこまでは
何としても。5km毎のタイムが徐々に落ちてくる。後ろに位置する
ランナーには、給水も不足して採れない。

 ようやく、目印の整形外科の前で、妻の姿を見つけ、「やめよう。」

 近年の結果は散々ですが、今年は肩の力が抜けて、楽しんで走れ
ました。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2004.4~2006.3

2006-08-28 21:50:37 | Weblog
毎年、8月の最終日曜日が終わると、急に秋の気配が漂う。

 久々の雨の音、早く帰れた日の読書、至福の時間。

 金子勝『戦後の終わり』(筑摩書房2006)には、2004.4~
2006.3までの2年間、朝日新聞に連載された論壇時評が収録
されている。

 あわただしい日々に流されて、たった数ヶ月前の世の中ことも
思出だせない。

 2004.4月、自衛隊が出兵しているイラク情勢が悪化、6月には
女性天皇論議、7月参議院選挙、そういえば9月にはプロ野球が
ストライキを決行、年末頃からコイズミ改革に帰結、格差社会
が論じられ始める。

 2005は、2月にNHK番組改編問題が、夏には「靖国」問題、
9月郵政民営化選挙で自民党の圧勝、米国では貧しい人たちが
ハリケーンの犠牲に、フランスでは、若者の暴動が発生。

 2006(今年)は、耐震偽装、ライブドア、米国牛肉、防衛施設庁
汚職の4点セットを、民主党は偽メールに引っかかり大失態。
 
 毎日伝えられる情報量は、過剰、でも本質を考える暇が無い。
 
 しかし、日々の言論の行間から、次の社会の萌芽が感じられる。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道マラソン

2006-08-26 19:31:06 | Weblog
 さっきまで迷っていました。明日出場するかどうかを。

 7月までは、順調に走り込みができていたと思います。

 50代になって、これまでのように体が動いたり、回復したり
しなくなっていますが、「人は、今持っている自分の力で全力で
生きていく以外にない」のだから、色々なことを受け入れる
こととしています。

 8月に入って、マスコミに報道されるようなできごとも
起きて、満足に走れない日が続いています。

 これまでだったら、当日が近づくとワクワクしたものですが
さすがに今年はマラソンのことを考える余裕もありませんでした。

 明日は、途中までしか走れないかも知れないが、(チョット弱き)
中島公園のゴールで完走メダルを掛けて貰うイメージを持って
ダメでモトモトで行こうと(大分弱気)思います。



 以上のことは、個人的でどうでもいことなのですが、

 自民党総裁選挙ですが、これはあくまで自民党の代表選びで、国民
みんなで選挙しているわけでもないのに、何か自分たちも参加している
妙な錯覚が。

 安倍でダメなら、安倍で無くする運動を考えないといけないのに、
民主党をはじめとする野党も全く無策。
 国会の首班指名の際、自民党の一部を崩して、別な候補を立てるとか、
ありとあらゆる手段を駆使する時。

 後になって、「我々は反対の主張をしたのに、教育基本法、憲法は
改正されてしまいました」では遅い。



 

 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲド戦記Ⅲ

2006-08-24 20:07:27 | Weblog
『ゲド戦記Ⅲ』ようやく3巻目を読破。

 大賢人になったゲドは、ある地域の災いを取り除くため、王子
アレンを連れ立って航海に出る。

 本巻では、ゲド本人は寡黙であまり気持ちを表さない。反対に、
アレンの心理描写が楽しめる。

 航海の間、アレンは、ゲドに対する「信頼」と「不信」、「共感」と
「反発」の間で揺れ動く。

 私たちの日常でも、子どもが親に、部下が上司に抱く気持ちが
思い浮かぶ。

 昔、私の上司が言いました。「俺に付いて来るな」と。


 『ゲド戦記』は、ストーリー展開で読ませるというより、
心理描写など読み手の読み方により幾通りにも解釈できる
面白さ、再読すればきっと違った受け止めもできる多面的な
物語です。

 長編なので、少々しんどいですが。






コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野球考

2006-08-21 21:05:57 | Weblog
 詳しくは無いが、子どもの頃は野球ばかりやっていた。

 駒苫3連覇逃す、でも一生懸命には感動しました。
 でも、高校生の体が心配。壊れてしまったらお終い。
 甲子園で酷使しすぎて、プロであまり活躍できなかった選手は
多い。

 決勝を闘った両チームに涙は無かった。しかし、最近は試合が
終わってもいないのにベンチで泣いている姿が目立つ。
 
 野球は、マイホーム主義のスポーツと評した人がいた。
 家から出かけていって、また家に戻って来たら1点。サッカー、
ラグビー、ホッケー・・敵陣に攻め入って1点。

 大リーグ中継を見ていると、鳴り物の無い静かな応援がゲームに
集中できることに気付かされる。
 観客席を眺めて見ると、妙に白人ばかりで黒人がいない事に
気付く。差別なのだろうか。経済力の差なのだろうか。



 


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜の映画学校

2006-08-20 20:47:08 | Weblog
 『森達也の夜の映画学校』(現代書館2006)結構売れています。

 『言論統制列島』で、斉藤貴男、鈴木邦男と近年に無い対談を
繰り広げていた映画監督森達也氏と、1年間行なわれた「夜の映画
学校」での、映像作家たちとの対談集。

 今の映画現場は、1950年代生まれ、つまり同世代が主力で、
精力的に創造している。

 私の映画との接点は、学生だった1970年代が一番で、1980年代に
なると家庭用ビデオで観るのが中心となり、いつしか映画館から
足が遠のいた。
 
 映画を観なくなった時点でその人の青春はおしまいとの意見あり。

 だが、近年、シネコンに行く機会があり、その環境の良さに
びっくりし、再び観るようになった。

 森氏は、「映画から人生にとって大事なことを学んできた」と
語っているが、私は、記憶に残る映画、忘れてしまっている
映画、数々あるが、映画はいっときのエンターテイメントでしか
ないような気がする。

 たくさんの名作、話題作、感動した映画があったが、私にとって、
ある一定の時間、虚構の世界に入り、驚いたり、泣いたりという
ことはあるが、それほど考え方とか、生き方に影響されたような
ものは無かったのではないだろうか。





 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケータイ

2006-08-19 09:52:22 | Weblog
 これから、ケータイを買いに行きます。

 ケータイを持たないことに思想までは持ち合わせていなかったのですが、
こだわりはありました。

 便利だとは思いますが、何か常に生活が規制されているようで。
 ランニングに出かけると、糸の切れた凧状態で、ほぼ一日、
どこでぶっ倒れても、どこのおっさんかもわからない、それで
良しとしていました。

 遂に、仕事上の必要性に屈服です。

 でも、私は、自分本位でわがままな性格ですので、どうせ持つなら
徹底的に使って見ようという気持ちもあります。



 ケータイについての哲学を聞きたいです。
 
 「ばか」、「常識ですよ」、という声が聞こえます。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敗戦記念日に『辺見庸』

2006-08-15 21:32:10 | Weblog
 釧路からの帰路、辺見庸『いまここに在ることの恥』(毎日新聞社2006)
を読みました。
 
 脳出血で倒れ、癌にみまわれた以降『自分自身への審問』に続く第2作
なのだが、思考が極限的で難解。

 2004.3.14新潟での講演中に倒れて以来、2006.4.27東京毎日ホールで
行なわれた初めての講演記録が収められている。

 著者は、かねてより反戦、護憲に立脚しながら、イラクへの派兵や
この国の国際社会での振舞いを批判的に論じてきている。

 そこにブレは全くない。この2作では、さらに個人の心根を問うている。
 大手マスコミの堕落を支える、自分の頭と体で表現をしない記者たち。

 組織でモノを言うだけで、人間の血の温かみの感じられない、
私を無くした企業人。

 どんな言い訳をしたとしても、その中に「自分自身」も含まれることは、
否定できない。「ご飯を食べるために・・仕方がない」は、
辺見からは許されまい。



 朝のニュースで、「ただ今入りました情報では、コイズミ首相が、
今日靖国神社を参拝するとのことです。」
 
 白々しい予定調和的速報。公邸前の記者も、車を追うカメラもセット
していたくせに。

 

 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釧路へ

2006-08-14 20:12:24 | Weblog
 2泊3日の帰省旅行、食べ物を中心に。

 『泉屋』のスパゲティ、ママースパゲティを使ったミートソースは絶品。
 高校時代は、定期試験が終わった日に、泉屋でミートの大盛りを食べて、
釧路劇場(釧劇)で、映画を見ること。
 進学校だったからこれが唯一の楽しみだった。

 アラビアのロレンス、ベンハー、マカロニウェスタンなどを観たなあ。

 『東屋』の蕎麦、竹老園の本店はお盆で満員のため、北大通店で
もり蕎麦を食べる。独特の緑色の細い麺、釧路の味としては欠かせない。

 幣舞橋のたもとにある『二幸』というお餅屋さんの「すあま」の
柔らかく、絶品。そこのご主人の釧路弁も懐かしい。

 今回は、『銀水』のラーメンは、食べれなかった。札幌ラーメン全盛の
時にも、昔ながらのあっさりとしたスープを守り通し、今、再び注目
されている。

 『六花亭』が、春採湖を一望に見渡せる高台の上に作った喫茶店。
 太平洋炭鉱からの廃水で汚かった湖も、散策路の整備などにより
見違えるほどきれいになって、チョットした見所に。

 何人ものランナーが走っていました。

 水産業、炭鉱がダメになり、元気のない釧路でしたが、なぜか
ホテルの建設ラッシュ。
 それは、様々な会社が支店を撤退させたため、釧路での仕事は
出張でこなすようになったからホテル需要が増えているとのこと。



 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たびを

2006-08-12 07:59:28 | Weblog
 故郷釧路まで小旅行に出発

 地元の老舗デパートが、札幌の老舗デパートに経営が変わり、
それも今月の半ばで閉店。

 かつては、道東の拠点都市と呼ばれたこともあったが、今は
その勢いもなし。
 いつもなら、この後批判的精神が湧いてくるのですが・・

 「たびを」(花村萬月 実業の日本社刊 2005)
 スーパーカブ(バイク)を駆って、19歳の青年が日本縦断。
 ひと夏の甘酸っぱい「たび」

 今年の正月の読書でした。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オシムジャパンの初戦に思う

2006-08-09 21:07:48 | Weblog
 この春のあの熱狂は今どこに。
 ジーコジャパンによるW杯惨敗の総括もないまま、
なし崩し的にオシムジャパンにしたところで、サポーターは
正直です。
 本日の国立競技場は、ガラガラ状態です。

 もともと、日の丸を背負って、君が代に送られて闘うような
ナショナルチームには、たいした興味もありません。
 でも、サッカーは好きです。地元コンサを応援しています。

 さて、オシム監督といえば、ユーゴ出身で、内戦に抵抗の意思を
表明していた名古屋のストイコビッチ選手の恩師にあたる人
ということで、サッカー以外の発言に注目していきたいと思って
います。

 次のW杯までの、4年間、この国はどんな危うい動きをして
いくのか、オシム氏ならきっと警鐘を鳴らすのではないかと。





恩師と
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バリバリ夕張

2006-08-07 21:16:34 | Weblog
 突然のように、夕張が赤字再建団体へ転落と伝えられている。
 北海道も財政が苦しく、大分前からこのままでは再建団体に
なると言われていた。

 しかし、なぜ、今、急に夕張が表面化したのか。疑問がある。
 北海道も、国も夕張の情況は以前から把握していたはず。

 どうして、北海道の前に夕張が。ここが、なぞ。

 夕張は、戦後経済を支えるため石炭の増産ということで急膨張、
その後エネルギー政策の転換で閉山。まさに国に振り回され、
国策の犠牲になった町である。

 それを、夕張があたかも無駄だらけで努力をしていなかった
ような物言い。

 夕張の救済は、国の責任ではないか。




 

 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「噂の真相」おかわりっ

2006-08-06 19:55:34 | Weblog
 待望の夏来たり。最高気温32℃、ランニング日和、午後から
大谷地~北広島往復22km

 水分を補給してもすぐ汗に、こうなれば体重も簡単に落ちる。
本日は、走り始めてからまもなく、意識が飛んだ状態に。
計算ができない、残り何kmだから後何分位かかるという計算ができない。

 苦しいのを我慢していると、突然その苦痛が無くなり、どこまでも
いつまでも走れるような快適な状態に。俗に言うランナーズハイ。

 脳内で麻薬のような物質が製造されて、人間の苦痛を取り除くのだそうだ。
人間が死ぬ瞬間は、苦痛から解放するためにこのような状態になるという。

 ということは、ランナーは、死ぬ一歩手前状態で走っていることに
なるのだろうか。

 

 書店で、『噂の真相 おかわりっ』(岡留安則、講談社2006)を発見
朝日ニューススター「TVウワサの真相」を書籍にまとめたもの。

 「噂真」愛読者だった私には、休刊後、何か寂しい日々が
続いているが、久々の岡留さん登場、どこまでタブーに
せまっているか。

 さあ、読むぞー。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする