本日札幌地区で封切りの、アレクサンドル・ソクーロフ監督作品「太陽」(2005)を観ました。
敗戦直前のある日、地下壕の中で、天皇は神の子(現人神)という侍従に向かって、「私の体のどこに神の特徴があるというのだ、君達と変わらない」と言う。
焦土の東京、多くの命が失われる。疎開先の皇后や皇太子たちを思う天皇。
そして、敗戦、マッカーサーとの会見、神であることを止め、人間宣言をする決意をする。
たまたま、生物として、その一家に生まれたことにより、運命が決定される。権力欲や野心から程遠い研究者気質を持っていても、権力の頂点に立たなければならなかった人間天皇の不幸。
組織の上に立つ1代目は、努力も責任も含めてその人限りのものである。しかし、2代目、3代目は、周囲からは当然の期待を受けるが、本人の内面は表面的な姿と違うのではないだろうか。
近年の政治家、企業、芸能、スポーツなどで世襲制の如く、親の跡を継承する者が目立つが、その見えない不幸は、天皇家に象徴されるのではないか。
この国では、タブーに近い天皇を演じたイッセー尾形は熱演であった。
ブログ開設6ヶ月、最近は何か書かなければいけないとの思いが強く、内容や言葉の質が低下していると反省。
裏カウンターのアクセス数を気にして、大衆迎合的な話題に流れたこともある。例えば、「結婚できない男」などを書くと、驚異的なアクセス数に跳ね上がる。
初心に戻って、批評精神を失わず、また、オリジナルな視点からリスタートしたい。
敗戦直前のある日、地下壕の中で、天皇は神の子(現人神)という侍従に向かって、「私の体のどこに神の特徴があるというのだ、君達と変わらない」と言う。
焦土の東京、多くの命が失われる。疎開先の皇后や皇太子たちを思う天皇。
そして、敗戦、マッカーサーとの会見、神であることを止め、人間宣言をする決意をする。
たまたま、生物として、その一家に生まれたことにより、運命が決定される。権力欲や野心から程遠い研究者気質を持っていても、権力の頂点に立たなければならなかった人間天皇の不幸。
組織の上に立つ1代目は、努力も責任も含めてその人限りのものである。しかし、2代目、3代目は、周囲からは当然の期待を受けるが、本人の内面は表面的な姿と違うのではないだろうか。
近年の政治家、企業、芸能、スポーツなどで世襲制の如く、親の跡を継承する者が目立つが、その見えない不幸は、天皇家に象徴されるのではないか。
この国では、タブーに近い天皇を演じたイッセー尾形は熱演であった。
ブログ開設6ヶ月、最近は何か書かなければいけないとの思いが強く、内容や言葉の質が低下していると反省。
裏カウンターのアクセス数を気にして、大衆迎合的な話題に流れたこともある。例えば、「結婚できない男」などを書くと、驚異的なアクセス数に跳ね上がる。
初心に戻って、批評精神を失わず、また、オリジナルな視点からリスタートしたい。