晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

竹島 or 独島

2008-07-15 20:16:25 | Weblog
 「日韓両国が領有権を主張している竹島(韓国名・独島)について文部科学省は14日、中学の新学習指導要領の社会科解説書に日本の領土として取り上げることを決めた。韓国は駐日大使の一時帰国を決めるなど強く反発している。」



 この報道を聞いた場合の、私の問題の建て方は、まずあるべき究極の(理想)目標を、「国家の廃絶」に置きそこからスタートしたい。国家が無ければ、国境を巡る紛争も生じない。しかし、現実に国家ある限り、国境があり、そこには未解決の問題が存在しても不思議ではない。

 問題解決の方法としては、「対話と協調」である。武力でも、一方的な宣言であってもいけない。そして、教育の素材にする前に、外交により両国の共通の認識づくりが先であるべきである。むやみに、教育において、子ども達にナショナリズムを煽るべきではない。

 先に強行された教育基本法の改悪が、このような形で具体的に教育内容を侵食し始めた。

 国家を前提とする限り、かの国の歴史教育がこうだから、わが国の教育でもこう教えるべきということであろうが、この種の議論は、どれだけやっても平行線に終ってしまうだろう。国家を超える論理が必要なのである。

 さて、一体、この国は、これからアジアの中でどうやって生きていこうとしているのか。北方領土でロシアと、尖閣諸島で台湾、中国との間で問題を抱え、今度は、竹島で韓国にケンかを売り、北朝鮮とは国交すら無い。



 ♪「アジアの片隅」で、このままずっと生きてゆくのかと思うのだが・・・(拓郎)
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