『報道局長 業務外日誌』(金平茂紀著 青林工藝舎 2009年刊)
北海道旭川市出身、TBS元報道局長、現アメリカ総局長である金平氏の2005年8月から2008年5月までの日記。私がこのブログを始めたのが2006年4月。その3年半と時期が重なり、その間に起こった出来事など、読んでいてああそうだったなと思い出すことこと多し。
業務外日誌ということで、直接仕事に関することは書かれていないが、業務外も大変多忙で、関心も行動も幅広いことがわかる。
本も様々なジャンルを良く読んでいる。それで、私も金平氏の読んだ本の中から、姫野カオルコという作家の本を図書館から借りて読んでいる。
コンサートにも出かけ、音楽も随分と聞いている。ただ、気になるのは、その音楽を聞いて「元気をもらった」という表現。見ている方がこの言葉を乱発するものだから、勘違いしてしまうスポーツ選手などが出てしまう。
氏の日記本をずっと読んできているが、今回は自己との対話の掘り下げが浅く、何事にも淡白な感想となっている。その原因を、氏は現場から外れて管理職になったためと説明するであろうが、私が思うに、それは報道業務という所詮他人事の情報集めばかりをやってきたことによる感性の摩滅ではないだろうか。
北海道旭川市出身、TBS元報道局長、現アメリカ総局長である金平氏の2005年8月から2008年5月までの日記。私がこのブログを始めたのが2006年4月。その3年半と時期が重なり、その間に起こった出来事など、読んでいてああそうだったなと思い出すことこと多し。
業務外日誌ということで、直接仕事に関することは書かれていないが、業務外も大変多忙で、関心も行動も幅広いことがわかる。
本も様々なジャンルを良く読んでいる。それで、私も金平氏の読んだ本の中から、姫野カオルコという作家の本を図書館から借りて読んでいる。
コンサートにも出かけ、音楽も随分と聞いている。ただ、気になるのは、その音楽を聞いて「元気をもらった」という表現。見ている方がこの言葉を乱発するものだから、勘違いしてしまうスポーツ選手などが出てしまう。
氏の日記本をずっと読んできているが、今回は自己との対話の掘り下げが浅く、何事にも淡白な感想となっている。その原因を、氏は現場から外れて管理職になったためと説明するであろうが、私が思うに、それは報道業務という所詮他人事の情報集めばかりをやってきたことによる感性の摩滅ではないだろうか。