晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

経済クラッシュ

2008-07-19 11:25:05 | Weblog
 高度経済成長が順調だった時代は、庶民は物価上昇を嘆き、しかしそれを追いかけて賃金も上がっていた。

 異常だったのは、この10年間程のデフレ経済なのであろう。モノの値段が下がり、賃金も下がる。マイナスの経済成長が続いた。

 こう思うと、近頃の物価上昇は、普通のことなのだろうか。

 国際投機マネーによる原油価格高騰は、ガソリンや灯油価格の天井知らずの上昇をもたらしている。バイオ燃料への転換で、穀物価格が高騰、小麦など食糧品価格が上昇している。燃料や原材料などの価格が上がると、全ての商品・サービスの価格に転嫁されていく。

 話はずれるが、サミットに関連して、高橋はるみったくなし道知事は、道民のCO2排出量は、全国平均の1.25倍も多いから、率先して削減に取り組むべきと言っていたが、さすが本州から来た知事、北海道は、冬に暖房焚いているべや、そんなことしたら凍死するぞ、アホか。

 ようやく、第3次オイルショックとか、景気後退(株価の連続下落)と物価上昇が同時に起きるスタグフレーションなどと言われ始めているが、経済の深部で何かが起きているのであろう。

 『ミネルバの梟は黄昏に飛ぶ』(ヘーゲル)、英知や哲学の象徴の梟が夕暮れに姿を見せるように、歴史や世界の現象は最終にようやく意味が解るものだ。

 私たちは、薄々今何かの異常を感じ始めている。後で気付く、そういえばあの頃からだなと。

 そんなことを、考えながら、故郷釧路へ小旅行。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする