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北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想 その10 Jリーグ秋春制移行 野々村Jリーグチェアマン 三上大勝 札幌ドーム 

2023-10-22 10:19:18 | Weblog

北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想 その10 Jリーグ秋春制移行 野々村Jリーグチェアマン 三上大勝 札幌ドーム   

テーマを「北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想」に戻し、Jリーグシーズン秋春制への移行が協議されている今こそ専用スタジアム実現の絶好の好機だと提起したい。

2016.6.19のその1で「野々村社長がかねてから言っていることのひとつに2万人くらいの規模の専用スタジアムを持ちたいということがあります。」と書いた。

ここにきて、秋春制移行の協議が佳境に入ってきている。秋春制は、7月中旬から8月初旬に開幕し(夏場の暑さによる消耗を避けるといいながら、めっちゃ暑い時期にやるの?)5月末6月初旬に閉幕する。雪の多い地域を配慮して1月から5週間以上ウインターブレークの期間を設ける(12月、2月も雪が積もって寒いぜ!)という。課題は、営業面、降雪地域、スタジアム確保、4月入学の学校制度などあるが、シーズンが国際標準になるメリットも大きいといわれている。今季からアジアサッカー連盟(AFC)もACLのシーズンを秋春制に変更した。

これに対して、降雪地域の一部クラブ(5クラブくらい)からは反対の意見がある。新潟は明確に反対している。さて、どうするコンサだ!三上大勝GMは「条件付きで賛成」を表明。その条件は2つ「1つは冬の間でも、トレーニングができる環境整備。JFAとJリーグと当該クラブ、そしてホームタウンの自治体の4者がしっかり財源を確保することが大事だ。もう1つは、雪国でも冬の間もスポーツを楽しむための環境整備。これはプレーヤーだけでなく、観戦する人についても同様です。」と述べる。

屋内練習場の整備だけでいいのか。僕は、今こそ専用スタジアム実現の千載一遇のチャンスと考えている。三上GMは、もっと駄々をこねるべきだ。冬季間は屋内練習場で練習して、試合は今までとおなじ札幌ドーム?

三上GMは、「確かに試合開催に限っていれば、他の雪国のクラブに比べて札幌ドームは快適なのかもしれません。でも試合以外の日、サッカーのピッチはドームの外に出ていますから、冬の間は雪が1メートルから2メートルくらい積もります。雪かきの必要はあるし、芝の負担にもなりますからね。それにトレーニングも、冬の間は屋内練習場の人工芝で行うことになるでしょう」とはいうが容認姿勢だ。

さらに、「日ハムさんが出て行ったことで『札幌ドームの経営が厳しいのではないか?』という報道はよく目にします。僕らができることは何かと言えば、ドームを『負の遺産』にしないこと。自前の専用スタジアムを作ることは、我々にとっても検討課題ではあります。けれども、このタイミングでそれを具体化してしまったら、ドームはどうなるのか?そんな思いはありました。」と札幌ドームへの同情は聞かれるが臨場感溢れる専用スタジアム建設への意欲は全く感じられない。

先代の野々村さんは今やJリーグチェアマン。後を継いだ三上GMも手腕を発揮してコンサをJ1に定着させている。ただ、現状を見ると、ペトロビッチ監督の選手育成力に依存していて、素質のある選手を獲得するが成長した選手が流出してしまうという繰り返しになっている。J1上位へ進出する壁を乗り越えることができていない。サポーターもミーシャの超攻撃的サッカーに魅了されてはいるが、マンネリ感を抱いており観客動員も伸びていない。

その要因のひとつには、もちろん資金力の課題もあるが、チームの将来像、目指しているビジョンが明確でないことにあると思う。ファイターズは自前の球場を持ったことによって利益が急増し経営的に自由度が増している。コンサも、「2万人くらいの規模の専用スタジアム構想」をもう一度掲げ、そこに向かってチーム、サポーターが一体となって進む時ではないか。野々村チェアマンを輩出したコンサだ。その人脈を生かして資金、アイデアを集めて実現させよう。「世界がまだ見たことのない」積雪厳寒でも練習、試合ができる天然芝のサッカースタジアムを持とうではないか。

 

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北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想 兼 北海道日本ハムファイターズボールパーク構想 その9 東日本学園大学 音別町 糸山栄太郎 東郷重興 冬季五輪招致 新幹線延伸 

2023-10-12 09:58:08 | Weblog

北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想 兼 北海道日本ハムファイターズボールパーク構想 その9 東日本学園大学 音別町 糸山栄太郎 東郷重興 冬季五輪招致 新幹線延伸      

冬季五輪に大きな動きがあった。前回(その8)に「事実上の冬季五輪招致断念と捉えていいだろう。」と書いたが、冬季五輪招致の断念(昨日10.11)が正式に発表され、新幹線延伸も延期が確実になった。札幌市の描いているまちづくりの骨格が崩れた。これから様々な影響が出てくるだろう。だが、市民が望んでいるのは、福祉や除雪など生活の安定だろうから市民の間には深刻なダメージ感はないだろう。

秋元札幌市長は、東京五輪汚職が明らかになった昨秋の段階で、遅くても今春の市長選挙で得票率が落ちた段階で断念の決断をしていればキズは浅かったのではないか。そうしていればその後、エスタ、パセオの閉店、バスターミナルの分散移転などを遅らせることができたのではないか。今回は、秋元市政におけるファイターズの市外流出に並ぶ大失政だ。

 

では、北海道医療大学の当別町から日ハムBP内への移転を考えてみたい。

北海道医療大学を運営する学校法人東日本学園大学の歴史には興味深いことがある。

Wikipediaで北海道医療大学を調べると「1974年2月に佐々木真太郎が中心となり、当時の北海道知事・堂垣内尚弘が協力して、東日本学園大学として設立された。当初は佐々木の息子糸山英太郎が所有する音別町(現・釧路市)の土地に学園都市を構想し、雄別炭鉱尺別鉱業所が閉山された事による国から音別町への交付金より一部の支援を受け、音別校舎(教養部)を設置した。」とある。

確かに道医療大の前身である東日本学園大学が音別で開学した記憶がある。釧路へ帰省する際、国鉄の車内から同時期にできた大塚製薬の音別工場とともに校舎を見ることができた。1970年代のことである。

さて設立に尽力した佐々木真太郎(1902~1985)とはどういう人物なのか。埼玉県川越市の石炭商の子に生まれ、東京高等主計学校を卒業後、ガラス会社勤務を経て1928年に照明器具製造販売の佐々木商会を設立し、戦後GHQの受注により巨利を得、それを元手に各地に2000万坪(6700㌶)の土地を購入しゴルフ場を経営、1969年には長者番付全国一位となった。そして新日本観光興業創業者(現:新日本観光株式会社)。東日本学園大学会頭とある。

その佐々木真太郎の息子が、かの有名な暴れん坊の糸山英太郎(1942~ )だ。佐々木と妾の糸山道子との間に出来た子だ。父の新日本観光に入社しゴルフ場の運営で実績を上げる。1970年、父の友人である笹川良一の姪で笹川の弟笹川了平(大阪日日新聞社社主)の娘である桃子(1948~ )と見合い結婚して資金的にも恵まれるようになり、政界、投資にも進出した。

糸山英太郎が、音別町(現・釧路市)の土地を所有していたのかが見えてくる。1960年代から70年代という時代からもここがゴルフ場開発候補地だったと推測される。

糸山英太郎は、政治家として参議院議員(1期)、衆議院議員(3期)の当選を果たしている。政界引退後は、新日本観光株式会社等の会長職に就き、東京都港区のザ・イトヤマタワーに居住する。最近の話題では、2021年5月、参議院議員蓮舫の長男である村田琳と養子縁組し、養父となったことが報じられた。また、親戚・井口良二 (異母姉の舅)娘婿に岸田文武、その子に岸田文雄がいる。

以上が、東日本学園大学の創設に関わった佐々木真太郎、糸山英太郎親子の人脈、金脈だ。ただし、彼らの影響が現在まで続いているのは調べきれていない。

その後、「大学機能の大半が当別町に置かれていたことから、1985年に音別校舎を廃止し当別町へ移転・統合した。1994年(平成年)には現校名(北海道医療大学)へ改名した。」とある。

最近における学校法人東日本学園の動きでは、2021年9月末に理事長が東郷重興から鈴木英二に代わっている。

前理事長の東郷重興も興味深い大物だ。

東郷重興(1943~  )は、東京都出身。父は北海道拓殖銀行の行員であり、小学生の頃は函館市や八雲町に暮らした。東京大学法学部を出て1966年に日本銀行に入行し国際局局長を務めた。1996年請われて日本債券信用銀行に転じ、翌年に頭取に就任した。しかし、1998年12月日債銀は経営破綻、日債銀粉飾決算事件(不良債権約1600億円の未記載)で逮捕、後に無罪。その後、大阪造船所社長、ダイゾー社長、日本ラッド社長などを歴任した。そして、2012年より北海道医療大学を経営する学校法人東日本学園理事長に就任した。

以上のことから、ファイターズBPに移転する北海道医療大学は、その華麗なる人脈、経営の基盤となる金脈において侮れないものがあると思う。

 

次回は、僕の切望する「北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想」を実現する起死回生策を提起してみたい。

 

 

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