退職挨拶の葉書
ヘトヘトに疲れながらようやく定年退職にたどり着いた、とりわけ最後の一年間は長く辛く感じました。辞めてから2か月が経ち、リハビリで心と体に少し元気が戻ったと思います。5月になってから職場の先輩、同僚、知人、友人などに退職挨拶の葉書を出しました。
謹啓 暖冬と少雪の影響で北海道の桜も例年より早く咲きましたが、皆様にはお元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
さて 私こと
このたび、三月三十一日をもちまして、○○部を最後に、●●会社を定年退職いたしました。1980年に勤めて以来、様々なことを学んだ三十五年間でした。この間、公私ともに多くの皆様から温かいご指導をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。
四月からは、新たに勤務することになりました○○会社では、初心に帰って努力してまいりたいと考えております。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。
敬 具
現職の時は、土日の営業が続いていても「今が花だな!」と自分を納得させたり、このドタバタの煩わしさから早く逃れたいと思ったり、気持ちが揺れ動きましたが何だかんだと言っても終わりの見えていることでした。
今は、第二の職場に勤めていますが、僕たちの世代は、61歳になるまで年金が出ない、65歳までは満額にならないので、生活上働かざるを得ない人が多いと思います。しかし、仕事をリタイヤして時間ができたら、今までできなかったことをやりたいと思っている人も多いです。これまでの人たちと異なり、これからの人たちは、中々スタンスの決まらない情況に追い込まれ始めています。僕も同じです。