「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹著 文藝春秋社 2007年刊)
昨日購入した何冊かの本の中の1冊、昨日から「走った後に読もう」と決めていた。本日、午前中はラン、そして午後から一気に読破、読書も忍耐力を要する長距離レースなのだ。
村上春樹は、今まで全く興味のない作家、すごく支持されている作家だということは知っているが、接点が無かった。そもそも、私はストーリーというものに対して、感情移入が苦手なので、小説との接点がほとんど無い。
書棚の題名に牽かれた。でも、有名作家のホノルル挑戦記位だろうと舐めていた。
しかし、村上のマラソンは本気だった。さすが、プロの小説家である、素人ランナーがマラソンについて、どこかで感じたり、仲間と語り合ったりしたことを、本当に的確な言葉で表現している。
それは、彼が、文章を書くときの集中力、忍耐力を鍛えているからだということが、本書からわかった。さらに、そのために、彼が走っているということも。
この感動は、同じ走っているものにしか伝わらないのであろうか、否、おそらく、走らない人にも元気を与えてくれると思う。人生を収縮したような山あり谷ありの走る記録であるが、そこから元気がもらえると思う。
多くの人に読んでもらいたいなどと思っているが、あなたになんか言われなくても、村上春樹の本は売れるとの声が聞こえてくる。私が言いたいのは、今まで村上の著作に親しんでいない方にも読んでほしいと思うということだ。
昨日購入した何冊かの本の中の1冊、昨日から「走った後に読もう」と決めていた。本日、午前中はラン、そして午後から一気に読破、読書も忍耐力を要する長距離レースなのだ。
村上春樹は、今まで全く興味のない作家、すごく支持されている作家だということは知っているが、接点が無かった。そもそも、私はストーリーというものに対して、感情移入が苦手なので、小説との接点がほとんど無い。
書棚の題名に牽かれた。でも、有名作家のホノルル挑戦記位だろうと舐めていた。
しかし、村上のマラソンは本気だった。さすが、プロの小説家である、素人ランナーがマラソンについて、どこかで感じたり、仲間と語り合ったりしたことを、本当に的確な言葉で表現している。
それは、彼が、文章を書くときの集中力、忍耐力を鍛えているからだということが、本書からわかった。さらに、そのために、彼が走っているということも。
この感動は、同じ走っているものにしか伝わらないのであろうか、否、おそらく、走らない人にも元気を与えてくれると思う。人生を収縮したような山あり谷ありの走る記録であるが、そこから元気がもらえると思う。
多くの人に読んでもらいたいなどと思っているが、あなたになんか言われなくても、村上春樹の本は売れるとの声が聞こえてくる。私が言いたいのは、今まで村上の著作に親しんでいない方にも読んでほしいと思うということだ。