晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『日本の鉄道 車窓絶景100選』

2008-07-05 19:34:10 | Weblog
 『日本の鉄道 車窓絶景100選』(今尾恵介 杉崎行恭 原武史 矢野直美共著 新潮新書 2008年刊)



 特に哲学のある本ではありません。今流行の鉄ちゃん、鉄子さんが、この国の鉄道からの眺めのベスト100を選ぶため6時間にわたって語り合った座談会の記録です。馬鹿馬鹿しくもあり、罪が無く楽しい議論にもなっています。

 座談会と言えば、戦前の「近代の超克」ですが、いまだに言論界では話題になっています。さて、「車窓絶景」座談会は、論争を巻き起こし歴史に残る座談会になりえるでしょうか。

 100選は、全国を8ブロックに分け、それぞれの地域で選ばれていますが、北海道からは選者の中に矢野氏がいることもあり、14ヶ所選ばれています。いずれも、普段割りと乗っている路線です。

 宗谷本線では、抜海~南稚内、音威子府~佐久、釧網本線では、北浜~知床斜里、茅沼~釧路湿原、根室本線は4ヶ所、別当賀~昆布盛、厚岸~糸魚沢、落合~新得、布部~金山、富良野線では、美瑛~上富良野、石勝線では、新夕張~トマム、日高本線では、日高門別~東静内、函館本線は3ヶ所、朝里~銭函、ニセコ~銀山、仁山~駒ケ岳。

 あらためて、いい所に暮らしているんだなあと思います。



 この新書は、タイアップ企画で、『日本鉄道旅行地図帳全12巻』の発刊開始と連動しています。これも、見ていて飽きない地図帳です。

 元来、出不精な性格ですが、少しづつ鉄ちゃんになろうと思っています。

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