山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

厳冬期 薬師岳 ワンデイやりました!

2015年02月25日 | 山スキー!H27
 
 モルゲンロートに照らされた峰々をバックに  北ノ俣分岐付近にて 源クン

今日は、YASUHIROさん、大魔人さん、源くん、そしてボクの4人で薬師岳に行ってきました。
コースは、和佐府の有峰林道入口から入り(もちろん冬季通行止の積雪路)、飛越トンネルのところから尾根に上がり、寺地山を経由し北ノ俣分岐を太郎方向へ、トラヴァースしながら薬師谷に至りこの谷を詰め薬師岳に登りました。帰りはほぼ同じルートで。
結果、無事全員山頂に立つことができました。
深夜0時出発し15時40分と云う長丁場の山行でしたが。厳冬期という条件のもと、みごとやりました!。
そして…「THE DAY」の意味をはじめて理解できました。今日の山行これなんだ!

素晴らしい仲間と共にやり遂げた充実感、達成感、思ひ出に残る経験でした。

昨日は仕事が忙しく、18時に仕事を終え、金沢にGOです。YASUHIROさんの医院に駐車し少し仮眠をとり、9:30にYASUHIROさんの車に乗せてもらい交代で運転しながら神岡の和佐府に向かいます。有峰林道入口には既に皆の車が停まっており、0:00丁度にスタートです。見上げると満天の星空。今日の天気は予報通りだろう。

  
 長い林道歩き。本当に長かった…       林道終点は飛越トンネル

長い長い林道…6km以上有るとか。周りは真っ暗闇でどのくらい進んだか良く分からないが、1:35飛越トンネル到着。やっとここから尾根に入れる。まだまだ序盤だ。

尾根に入ってからは、YASUHIROさんがトップでアップダウンを回避しながらトラヴァースして進路を見出す。帰路はここを通るので無駄な労力を避けるためにも、上り調子でルートを切り開くのだ。これにはとても勉強になりました。

そして寺地山を過ぎると一気に気温は下がります。避難小屋地点から北ノ俣岳に向かう尾根は広く無木立の斜面だが、暗くて全貌は把握できない。ただひたすら方向を確認しながら滑りやすい大斜面を登る。そうして6:30北ノ俣岳分岐に到着。既に周りは明るくなりだし、北アルプスの秀峰がモルゲンロートに照らされる瞬間を拝む事が出来た。感動!!でも、今日の目的地の薬師岳は遥か遠く…。
  
 アップダウンの有る尾根を切り開くYASUHIROさん            正面は北ノ俣岳、そして大斜面!!

  
 水晶岳が輝いてた             槍ヶ岳も黒い岩肌をむき出しにしてました。

 
      まだまだ遠い薬師岳

ここでシールを剥がし、太郎小屋の方へ滑り込む。そしてそのままトラヴァースしながら薬師峠へ。折角2600mまで上がって来たのに峠の2300mに下降。薬師岳(2926m)までまだまだあるぞ。

そして、かなり強い西風に身体よろめきながら、体感気温-20℃か!?と思える激寒の中、一歩一歩進め、10:10念願の薬師岳山頂に到着!!数年前にYASUHIROさんと5月に亀谷から自転車で折立経由で薬師岳に登った事あるけど、それより1.5倍以上は疲れたと思う。でも、メンバー誰一人欠けず登れた事に嬉しく思う。見渡すと周囲は北アルプスはもちろん、ふるさとの白山もよく望める。最高だ!でも超寒い。
  
 薬師峠に向けGO!!(トラヴァース注意)     薬師岳をバックに薬師峠へ向かうボク(写真YASUHIROさん)

  
  薬師岳向け登る(超寒かった)          もうすぐ山頂!ガンバ!! 

  
       山頂にてボク。        そして今日のメンバー!源くんの身体が写真に収まりきれず(強風のため)
  
      早速滑るぞぉ~!        ボクの滑り!板はカミさんのK2クンバック!(写真YASUHIROさん)

記念撮影もほどほどに一気に滑り降りる事に。カリカリバーンに新雪にと目まぐるしく変化する雪質の応接が大変。でもさすが!皆山スキーヤー。どんな雪質にも対応可。

滑りも一息つき、薬師峠から再びシールを張り付け、太郎山を経由し北ノ俣岳分岐に登り返し。12:40。そして此処からも大斜面と行きたいところだけど、カリカリ&新雪バーンにヘロヘロになりながら、朝のトレースに着く。
 
 大魔神さんの滑り        そしてYASUHIROさんの滑り  全ての雪質に対応してます

  
 源クン!白馬でシーズン券買ってSKIの練習に励んでます!    北ノ俣分岐にて薬師岳にはボク達を祝うかのように4つの雲が並んで浮かんでいた。(写真YASUHIROさん)
 
 薬師岳バックに北ノ俣岳分岐目指す。

 
       北ノ俣岳下の斜面は大斜面!

此処からはアップダウンのある尾根を朝、効率良く付けてきたトレースとおりに滑ることに。以外にも長い尾根でヘロヘロになりつつ、飛越トンネル着15:15.ここからは待望の林道滑降。来る時は1.5時間かかったこの林道も、この時刻になると雪が緩み進みづらくなる。結局ストックで漕ぎ約30分で滑り下りた。15:40車の元に到着。
 
  林道滑降も楽しい!

今回の山行は15時間40分と言う長丁場、普通の山スキーヤーなら発狂してしまいそうな距離、時間、難易度出合ったと思う。しかも恐らくこの時期誰も達成していないであろうこのルートをこの時期、日帰りでやり遂げたのだ。とても嬉しい。

このルートをこの時期に行く!と考案したYASUHIROさんの期待を裏切らぬやう、みんな頑張りました!。というよりも、この厳しくも素晴らしいコースを思いつき、それを実行してしまうところが凄いところ。帰りの車中で「何もしなかったら、何も生まれない」と言っていたのが印象的だった。そうだ。妄想だけではダメで、実際の行動に移す事が大事なんだと。
このやうな素敵な経験を共に過ごせる仲間がいるってことは人生の宝だと実感。

そして今回のメンバーは強かった。そして初めて大魔神さんと山行をご一緒させて頂きました。今まで何処かしらの山でお会いしていましたが、こうやって山行を共にするのは初めて。名前からしてヤバそうな人かなと思ってましたが、気さくな兄貴分の方でした。これからもよろすくお願いします!!

本日の累積標高差(登った高さ)は3000mオーバー、
歩き登った距離は47km、
行動時間15時間40分(0:00~15:40)

一緒に行ったメンバーのHP
YASUHIROさん
大魔神さん
クン(鋭意作成中か!?)
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2 コメント

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Unknown (Go telemark(OTA))
2015-02-27 08:18:11
すごい、根性ですね(*_*)
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頑張りました! (ゲンゴロウ)
2015-02-27 21:39:11
O田さんお久しぶりです。
心配してました。膝の調子は如何でしょうか?早く復活してまた一緒にテレマークしましょうね。
薬師は遠く疲れましたが、あの雄大な光景を目の当たりにし、感動しきりの一日でした。
人生、色んな素敵な事がいっぱい有るんだなぁと再認識できました。
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