山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

大嵐山のブナ林

2012年12月24日 | 山スキー!H24

 標高1017m付近のブナ林。今年も出会えました。(写真ではなく実物はもっと素晴らしいですよ)

昨日は源次郎とSKI JAMでゲレンデスキーを楽しみ(特訓)、今日は両親に預け夫婦で仲良く山スキーです。
しかも、久しぶりに(約1年ぶり)にK尾さんとの山行となりました。やっぱしK尾さんと一緒に行く山は楽しいです。何だか嬉しいし、天気も良く、新雪だし、滑ったコースも良く最高の一日となりました。
当初は県外に行くつもりだったけど、雪が降ったので、この3人がとても大好きな白山周辺の山に行こうとなりました。場所は大嵐山です。
 
 新雪が気持ち良いです。                雪は深くなくラッセルも楽勝といった感じ。

 
 稜線に出ると大嵐山が見えました。          急斜面は氷化してたので担ぎました。

朝、勝山で集合し白峰に向かいます。除雪車の邪魔にならないよう駐車し、百合谷の林道から入り、適宜ショートカットしながら登ります。昨夜からの雪の量はさほど多くは無いけど気温は低く肺胞でのガス交換が気持ち良く感じられます。冬山の空気は美味しいな。
1017mに出ると今年も美しいブナ林に出会えます。14年前に山スキーで訪れた時もこのブナ林に感動した記憶が有ります。
急斜面を登り、快適な斜面を登ると山頂に到着です。ここからは大嵐谷を挟んでショウガ山が眺められます。ここで昼食とし、いつものラーメンで身体を温め、いざ滑降です。
 
 待ってました定番のラーメンタイム。オリオンビールで喉を潤しました          新雪を滑るカミさん。太板(K2)が良く浮いてました

 
 カミさんの滑りです。板が良いので・・・             雪質は終始パウダーで快適でした。

 
 藪斜面なんて気にしないで行くよ~。              山スキーならではの渡渉も有ったり。

帰りは山頂の西側の快適な斜面を滑ります。適度に雪が積もっており快適です。山スキーはヤッパシこれだね。まだ積雪量も少なく藪の中に突入したり、渡渉したりしながら下の林道に出て登りのトレール目がけ滑り、帰りもショートっカットしながら滑り下りました。
今日は地味な山でしたが、白山の魅力を感じる事の出来る良い山、コースでした。
 
 林道も楽しくカッ飛ばす!       少し積もった雪で、源次郎作の雪だるま。もっと雪降って欲しいです。

そして何よりもK尾さんと一緒に山に行けて嬉しかったです。もちろんカミさんともネ!
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あと10回!!

2012年12月17日 | ひとりごと

 祝90回 目指せ100回だ。    こんなボクでも・・・ちょっとは人の役に立っているのだと思える一枚
 ちなみにボクの親父はRhマイナス AB型の血液型。なんでも10万人に一人の血液型だとか・・・。ちょっと羨ましいなぁ

今日も山スキーの板を仕上げました。
山岳会の新人Hさんの板です。ホルクルの板にRadical Speed、ブラックダイヤモンドシールにスカルパのブーツと、板以外はお馴染みの取り揃え。
ホルクルの板を左右揃えて眺めると熊みたいな紋様。中々カッコいい!。でもテールは丸く反り上がっているので(ツインチップってやつなのかな)、これにブラックダイヤモンド(アセンション ナイロンカスタムSTS)のシールはその形状からテールの金具が外れやすいので、SUS用のブレード付けたサンダーでテールのエッジを凹状に加工しました。
その後、トップの金具取り付け加工をし、サイドのシールをカット(エッジから内側に2mm内側にオフセット)して出来上がり。いつもながら良い出来となりました。
そして、昼からは献血に行ってきました。
漸く「90回目」を突破!目指すところ100回まであと10回だ!!
今のうち、若い元気なうちに頑張って献血しておかなきゃ!病気になったら出来無いし、この生気漲る!?ボクの血液を苦しんでいる人へと思ひ、頑張っている今日。
今、元気なボク達も明日はどうなっているか分からない。だからこそ自分、家族、友人、同胞の為にもやらなきゃね。

 左右の板を揃えると熊!?狼!?の絵柄となっています。中々軽くて良い板だと思ひます。
 Volkl Amaruq       Sidecut / Radius:163 cm: 127-88-109 mm

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職人技のTLT取り付け

2012年12月14日 | 山の道具たち

 完成したみっちゃんの板 K2の板ゴットバックです。

今回は山や自転車でおなじみの、みっちゃんの板にビンディング取り付けとシールカット等の加工、リーシュ(流れ止め)製作をしました。
ビンディング取り付けはいつもながらの取り付け方法で確実に取り付けました。
 
 このK2 ゴットバックにTLT Radical Speedを取り付けます。          いつものようにテープ貼って中心線を毛書いてネジ位置を記します。

 
 穴開けた後にネジを真っ直ぐ打ちます。タッピングせずに冷間圧造です。      ネジ穴表面の盛り上がりをカッター、鑿で削り表面を平らにします。(これでビンディングの裏が板に密着します。)

色んな板を扱っているので、メーカーによって板の作りが違う事などいろいろ勉強になります。最近はウッドコアが主流(メタルもサンドイッチされている)なので、ネジとの噛み合う所には絶対に水分が入らないようにエポキシボンドを入れて確実に取付けています。
ゲレンデとは異なり山の中でのスキー板等によるハードのトラブルは生死を伴う事故に繋がるので、この辺のところは絶対に外れないよう確実に取り付ける必要があります。
また、取り付け精度についても、0.1秒を争う競技とかではないので競技スキー並みに厳密に取り付ける必要は無いのかもしれませんが、ボクの性格上ちょっとでもズレが有ると嫌なので確実にやっています。何となく建具を作る時のような正確さを要求されるような、真っ直ぐ確実に取り付けられたときは快感を覚えます。
 
 トゥーピース取り付け後、振れ(取り付け誤差)の確認ヒールの中心と、スキーの中心がピッタり。      ヒールピースも正確に取り付けて出来上がり!

ヤッパシ、冶具を用い取り付けるよりも、職人のように手触りというか、一つ一つ時間はかかるけど人間の感覚というものがこんな所で生かせるのだなと思いつつ、正確に確実に取り付けられるのだろうと思ひました。(あくまでもボクの感想です)これも商売でやってるのではなくて、趣味で取り付けているから出来る事なんだろうと思ひます・・・。それと、手渡した時の皆の嬉しそうな顔を見るのも何だか「頑張って良かったなぁ」と充足感を感じます。
というわけで、本日、我が家にスキーを引き取りに来られたみっちゃんは満足されたんじゃないかと思ひます。一緒に来られたYAMAさんも新しいTLTビンディング欲しそうな感じでした。
ボクと云えば・・・G3のENZO(テレマーク用のビンディング)が欲しい!欲し~い!!

 仕上がりました!!やったね!!左の細い板はTRAB FREERIDE POWERCAP 164cmです。昔の板での新品でブンリンで59千円のものを13千円で購入しました。春スキー用に仕上げる予定。
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夫婦で取立山スキー!

2012年12月09日 | 山スキー!H24

 吹雪の中、ラッセルで5時間かけて山頂に至りました。ジャケットがバリバリに凍っていました。

今日はカミさんと久しぶりに山スキーです。朝、2時に起きて出発するものの、家の周りは雪で凄い事になっていました。軽く40cmは積もっていて、まだ除雪車が走っていないのでボクの車で雪の中をラッセル車のように走らせ油坂峠経由で岐阜に行こうと思っていましたが、大野市街地を抜けると此処もまだ除雪がされておらず、岐阜に向かう事を断念しました。そのまま自宅に帰り目覚まし時計を5時にセットして、地元の「取立山」に行く事に決定しました。
5時になると、道は所々除雪が行きわたり、カッ飛ばせます。そうして取立山の国道沿いの駐車場に1台分の駐車スペースが除雪されており、ここで除雪車の邪魔にならぬやう少し仮眠とって駐車し出発。(7:00)
 
 出発です。岐阜に行けなかったけど、自宅から20分で着くのでイイね。           新雪に戯れカミさんも満悦です

 
 吹雪の中だけど、視界ゼロでないので普通に登れました。             山頂の標識が見えてきた。


深々と降り続く雪の中を登る。雪降る中を登るのは何ヶ月振りだろう。嬉しいな。降った雪は50cm~60cm程。ここ数日に降り積もった雪なのでラッセルも結構あった。カミさんの板はK2 CoomBack 174cmは不沈艦のように快適そう。ボクのテレ板は魚雷のように雪面から姿を消している。いつものところでショートカットするが激藪であえなく撃沈。30分以上ロスする。そのまま林道を歩き上部はショートカットしつつ、ここも激藪だけど、そのまま登りつづら折り道に出て山頂目指す。風雪が強くカミさんのジャケットやザックにはツララが出来ていた。そうして12:00山頂に到着。寒いのでシール剥がして滑り下りる事に。
藪っぽい滑りだったけど、新雪を堪能出来た。小休止してジュース飲もうとするが凍っていた。
 
 快適な滑り。カミさんの板は良く浮いていました。          林道も快適にブッ飛ばす。

 
 良く滑り、良く転んだカミさん。              新雪を華麗!?に滑っていました。取立山だったけど満足の一日でした。

そうして13:30車の元に到着しました。今日は山ヤさんが来ていると思ったけど、登りも下りも誰にも会う事は無く、静かな山となりました。
今回の山スキーは新雪をラッセル含めて楽しむ事が出来たけど、あと1m積もるともっと楽しいだろうな。
そしてカミさん孝行できたのが良かった良かった。(ボク達が山に行っている間、子供をを見てくれてた両親にも感謝です)
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主将さんの板

2012年12月05日 | 山の道具たち
次は、大阪在住の主将さんの板をやりました。


 地下室の作業部屋に並べられた板。新しいテレマークの板が欲しいです。

先日、宅急便でスキー板と段ボール箱が我が家に送られてきました。送り主は主将さんです。スキーはAXUNNという見た事も聞いた事も無い板で、180cmを超える長い板。しかも太くて、トップとテールが同じくらい反っているので、とっちがトップか分からないほどの強烈な板でした。これは最近流行りのツインチップ!?ロッカー!?っていうのか、パウダー滑るには面白そうです。(AXUNNとはフランス製の板との事です。)
そして段ボールの中にはおなじみのDynafit TLT Radical speedとその緩衝材として大量のお菓子が入っていました。主将さんは某お菓子会社勤務の方とあってか、おさつスナックやいろんな飴が入っていました。(家族みんな大喜びでした。)
 
 段ボールの中にはビンディングが埋もれていました。UHA味覚糖のお菓子ありがと~!     いつものようにテープ貼って中心線を毛書きます。

 
 真中に穴開けてもネジ込みの時に誤差が発生するのでネジ締め番を変えるなどして調整します。    踵の中心は板の中心線に収まりました。

ビンディングを取り付けようと板の表面にテープ貼って中心線を毛書いたりしていると、先日仕上げたサロモンのショーグンをとりに、めっこ山岳会のFくんがやってきました。板の取り扱いとか解説していると、次はYAMAさんとみっちゃんもやってきて、みっちゃんの新しい板のビンディング取り付けを依頼されました。地下室の山道具部屋兼作業場には様々な板が並べられました。新しい板を見ると、欲しくなりますが財布の具合が悪いので我慢です。多分・・・
 
 靴を嵌めて、クリアランス、ヒールリフターとの位置、ズレを確認。バッチシ!!     主将さんイイな~ボクも超太い板が欲しくなりましたが我慢かな。

今日は、主将さんの板にRadical speedを取り付けました。いつもながら正確な仕事をしたいので、測ったり穴開けたり、ネジ込んだりと慎重に作業を行うので時間が物凄くかかりましたが、今日も満足のいく良い仕事が出来ました。

ここで誤解してもらわない為に・・・。このビンディング取り付け工賃は僅かながら頂いていますが、「気持ち」程度です。副業とかそういった意味でやっているのではなく、費用対時間を度外視してボランティア的にやっています。このブログを見た方で、ボクがこんな感じでビンディング取り付けしているのが違法、その他に抵触する行為である場合はお教え下さい。(誰かに言われたのでこんな事を訊いているのではないんだけど、最近よく取り付けを頼まれるもので・・・)
コメント (2)
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