山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

別山周回

2022年06月28日 | 山登り2
今日は平日ヒマ人の二人で白山に行ってきました。

 油坂の頭から望む白山と南龍。斑模様の雪渓!まだ滑れそうです(*^^*)

メンバーはカミさんとボク。朝、5時に起床して出発です。市ノ瀬駐車場に車を停め6:10出発です。
コースは猿壁から千振り尾根で別山、別山から大屏風~油坂の頭~南龍~砂防新道です。
 
 ニッコウキスゲも咲き始めました。     もうすぐ御舎利

朝は清々しく、さほど汗をかかずに千振り尾根に乗ります。尾根に出ると涼しい風で気持ち良い。高山植物がそろそろ咲き出しはじめました。避難小屋を過ぎ、御舎利の急登にさしかかる。このコースは山スキーでしかあまり来ないので、何となく斬新。そして10:10に別山に到着。石徹白から来られた山屋さん(高山市の雷鳥屋という絵本の雑貨店を営んでいる方に写真を撮ってもらいました。ありがとうございます)

山頂で昼飯を食ったら南龍に向かいます。とても快適な尾根。久しぶりに来ることが出来ました。でも所々雪渓が残っており、トラバースに細心の注意を払い進みます。滑ったら谷へGO!

 山頂で白山をバックに、カミさんと記念撮影!


 神社の風除けの広場で昼飯!DHCビール最高!!

途中、大屏風辺りで黒百合が咲いていました。油坂の頭からも登山道は雪渓で覆われているので、靴で滑ったりしながら。12:30に南龍ヒュッテに到着。あまりにも暑いので、ビールを購入しようと小屋に入るが、まだ小屋開きしていないので売ってない。ざんねん。沢の水を汲んで甚之助避難小屋に。

 南龍へ向かう稜線上には、まだたっぷり雪渓が残っているので気が抜けません。滑ったら「箱谷」や「曲り谷」に落ちてしまいます。

 
 白山を拝みながら尾根を進む      振り返ると御舎利

 
 30年前…高校山岳部のインターハイ予選を思い出します。      油坂では雪渓を下るのが楽しいし涼しい!

砂防新道に出たらブッ飛ばして下山します。今日は源次郎の散髪の予約が4:15に入っているので送っていかないといけないので。そして14:05に別当出合に到着。ここからは林道を歩いて市ノ瀬を目指しますが、約1km歩いたところで後ろから来た一台の車が止まってくれ「乗ってきますか?」との有難いお言葉に甘えて、乗せてもらいました。車内でいろいろ話していると「ひょっとしてゲンゴロウさん?」と言われ、ボクもその風貌から「ちーこさんですか?」と・・・。二人とも正解でした。とても楽しい車内で14:30に市ノ瀬に到着。ありがとうございました!!また何処かの山で!!
 
 南龍への途中、雪解け水を飲む。冷たくておいしい!!     南龍ヶ馬場

 
 甚之助平も雪は無くなった。      別当出合の大鳥居!修復して復活!登山口は夏の様相です。

今日は、素晴らしい天気と山をカミさんと堪能でき、そして素敵な山屋さんにお会いすることが出来ました。
山スキーも沢登りも楽しいけど、今日の山行もイイなと実感しました。
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丈競山の大スラブ登攀

2022年06月19日 | 沢登り4
今日は福井山岳会の仲間で沢登りです。3日前は山スキーでしたが、既に沢シーズン到来。
メンバーはA木さん、T内敏さん、M井さん、T田さん、O本ちゃん、カミさん、ボクの7名。皆山スキー大好き!
良く思うことだけど、山岳会の仲間は沢登りと山スキーが大好きなんだと、いつも思っています。
このスラブは地形図を見ても分かるように凄そうなのは以前から気になっており、今日、登攀でき感無量。

 北丈競山(964.4m)の北側にある崖マークが今日登ったルンゼ! 

林道は有れておらず普通車でも行けます!。そういえば、昔…カミさんと付き合っていた頃(20数年前二人で行った沢でもあります。非常に懐かしいです。)
朝、4時起床してM井さんちにカミさんと行き5:00集合場所の龍ヶ鼻ダムへ行き、そのまま林道を進み、入渓地点と下降地点に車をデポして6:05に大スラブの谷に入渓します。
 
 この周辺の沢は岩盤がとても発達していてゴーロよりも滝!滝!が続く素敵な沢が内包されています。


 スラブ取付きまでロープは使うことなく登れます。水量も少な目

 
 雪渓も有りましたが上を歩き進みます。     この滝も容易にを越えると

平凡な沢で進むこと8:00に目の前にはだかる大スラブの基部に到着。左岸側のルンゼに取付くが悪くフォール。その右のブッシュを繋ぎスラブ基部に到着。このスラブは扇状に広く、順層スラブでスタンスも安定しているが、リスが殆ど無く、ハーケン打つよりも草付き等に支点を作る必要が有りました。もちろん浮石も多く冷や冷や。

 スラブ取付き

スラブ取付きは右手の薮に突入しスラブの基部に至ります。ここからは、40mロープで釣瓶方式で、その間を他のメンバーがタイブロックで登ります。沢登りでは良くある方式。

 トップで登るボク。足元は沢靴(フェルト)ですが、特段不安も無く快適に登れました。


 スラブ全景。支点は草付きを束ねて取ったり、ヘアラインクラックにナイフブレードを限界まで打ったり


 カミさん登攀中。振り返ると素晴らしい景色に見とれつつ、楽しいクライミング

途中、2ピッチはロープ無しでフリーで登ります。そして再び登攀開始!この高度感がたまらない。でも日差しが暑い。仲間の他愛ない会話が楽しい。

 傾斜が緩く安定しているところはフリーで登ります


 でも、ロープが有ると安心できます。(ビレイヤーのスキルを信じてね!)

そして藪に突入します。藪の中に入ると一安心。藪もクマ笹やシャクナゲも無く、傾斜のきつい藪漕ぎを堪能し10:25に登山道に出ます。快適な登山道を登り、北丈競山、そして登り返して11:00に丈競山の避難小屋に11:00到着。ここで昼飯!

 避難小屋で記念撮影(左端に居たM井さんが写ってない)

山頂からはコンパスで方向を定め水上谷(2年前にM井さんS江さんと来た懐かしの沢でもあります)を下降するのみだが、途中で急なスラブが出てきたので、左に進路をとり灌木に掴まりながらアスレチック様に降下し、川床に着く。その後は水上谷の滝群を懸垂2回と際どいクライムダウンをしながら、登りよりも沢は降下が難しいなと思いながら、滝に打たれたり、釜や淵で泳いだりしながら15:20竹田川に出ました。
 
 水上谷はこの辺ではとてもメジャーな谷です     雰囲気最高の谷です。登りにお勧めです!

 
 イワナの魚影もたくさんありました     懐かしの水上谷。カミさんと初めて来たときはボクは26歳でした。

そして林道に止めてあるM井さんの車の元に到着。15:25。茹だるような夏の温風を感じつつ、身体に出来た痣を確認し、マダニ嚙傷が無いか確認し着替えて林道を走りました。車窓から望む竹田川の風情は、岩盤そのものの素晴らしい渓相であり、往時を偲びつつ、龍ヶ鼻ダム湖畔道路に出ました。

今日も山岳会の素敵な仲間たちと山で遊べました。仲間に感謝。そして家族に感謝です。

 A木さんが作った登りの沢の遡行図。
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白山で今期 山スキーの板納め!

2022年06月16日 | 山スキー!R04
今日も平日ヒマ人で山スキーに行ってきました。
メンバーはM井さん、カミさん、ボクです。
昨年11月14日に白山で山スキーが始まり、本日6月18日に白山で板納め。両日とも天候が芳しくなかったけど、無事滑れて良かったです。

 山頂にて記念撮影!ガスガスの強風!

朝、4:00起床して勝山病院にてM井さんと5:00合流し出発です。ゲートは全て解放されており別当下の駐車場を出発です。今日は山頂付近にしか雪が無いという事で、ザックにスキーと兼用靴を付け、足元は登山靴で登ります。このまま室堂まで登り、室堂からは兼用靴で登りました。そして9:50山頂着。平日だし天気も悪いので誰も居ない静かな山頂。
 
 中飯場を過ぎると少しづつ雪が見えてきました     黒ボコ下にて。黒ボコからは滑れそうな斜面が有りました

 
 弥陀ヶ原の木道が見えてますが、滑れます    室堂周辺は雪が消えてました

山頂の奥宮でお参りして山頂で記念撮影。ヒルバオ雪渓を滑るためにガスガスの中、翠ヶ池に向かうが風が段々と強くなり、視界も悪く、このまま進むと危険と判断し、雪渓の下の千蛇ヶ池、クレバスを越して登り返し六地蔵着。此処まで来れば室堂までの地形は皆分かっている。ここでスキーを履き水屋尻雪渓を滑る。ガスガスだけど雪質は良好。あっという間に11:00室堂着
 
 碧ヶ池方向へ下る     池の中の雪渓が蒼くきれいだった。天気が良ければと…残念


 六地蔵から少し下れば室堂まで雪が繋がっていた。

ヤッパシ・・・スキーは爽快!天気はガスで視界は良くない、そして雪面はガタガタだけど、スイスイ進む。今日は今季ラストラン!この感慨を、仲間とカミさんと滑ったこの記憶を思いに留めつつ本日の白山を堪能。
 
 ガスの中、方向を確認して滑り込む    這松が見えると起伏距離感が分かりホッとする

 
 あっという間に室堂が見えてくる。でも満足     ギリギリまで滑り室堂へ・・・


 風を凌げる室堂で温かいラーメンを頂きます。こんな時期に山スキーで頑張るボク達を好奇な目で見られました。

室堂で昼飯食ったら、再び水屋尻雪渓を経由し弥陀ヶ原に向け滑り込みます。黒ボコ手前まで快適に滑り、一度スキーを外し、黒ボコ下を滑降。石を踏みカミさんの板の滑走面は深刻な傷が出来ました。(要チューンナップ)そして一旦登山道を歩き、雪が見えてきたところで再びスキーを履いて甚之助避難小屋手前まで滑りました。その後は藪漕ぎして12:35小屋に到着。 
 
 室堂から水屋尻へ向かう。視界は常に悪い    黒ボコからエントリー!


 山屋さんにとってはこれだけの雪が有れば全然問題なし!雪に潜む石と一緒に滑降!

黒ボコ下からは一部登山道を進み、再び雪が見えてきたら、甚之助避難小屋向けてショートカットで滑り込む。手前の登山道まで藪漕ぎして甚之助避難小屋着。ここからは別当出合までスキーを背負って下山。
 
 甚之助避難小屋まで限界まで雪を繋ぎ滑る     でも、藪を漕いで登山道に出る


 甚之助避難小屋からはスキーを背負い別当出合へ向かう。

今シーズンの山スキーは今日で締めくくり。大好きな白山で終えることが出来、感無量。吊り橋を渡り、別当の大鳥居に近づくと雪崩により損壊した鳥居の工事が行われていました。笠木はヘリで吊り上げられ、その他損傷した部位はそのままで、もとの威厳ある風格に戻っていた。その姿を見て感激しました。今日も大好きな白山に、仲間とカミさんとで登ることが出来ました。白山に今日も登ることが出来、家族や職場、様々なものに感謝です。


 朝、雪崩により破壊された大鳥居は・・・下山する頃には


 無事修復されました。笠木はヘリで吊り上げたそうです。

今日で山スキーは板納めと成りました。これで漸く沢モードにスイッチできます。今年はどんな素敵な山に出会えるか・・・楽しみでもありつつ、頑張らないとね!
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経ヶ岳の山頂で火災発生

2022年06月04日 | 山登り2

 経ヶ岳山頂から。釈氏ヶ岳への稜線が「恐竜」に見えました

6月2日(木)の昼過ぎに経ヶ岳の山頂で火災が有りました。
山頂付近を通りかかった登山者からの通報で覚知しました。福井県防災ヘリに400リットル入りのバケットを装着し、六呂師にて水を補給し15クール空中散水することにより、17時半頃に漸く消し止めることが出来ました。
山に生息する貴重な動植物に多大なダメージを負う事態と成り、悲しい限りですが、これで終わったという訳ではありません。

6月3日(金)の早朝より、林野庁近畿中国森林管理局の方と大野・勝山警察署員、大野・勝山消防署員の総勢14名で被害の調査と、火災原因調査を行うために当該罹災現場に登ってきました。
長い登山道(ボクにとってはブナ林の中を歩くのは気持ち良かったですが)を歩き現場に到着するや否や実況見分、そして罹災ヶ所の子細な図面作成のためにGPSとかを使い計測しました。
出火原因や規模などは、ここでは言えませんが、大好きな経ヶ岳の無残な焼け跡を見ると悲しくなりました。

6月4日(土)今日は昨日作成した図面の精度を上げるべく、完璧な図面を作成したい事も有り、山にも登りたかったので朝5:30自宅発で、保月山登山口6時発、8時に経ヶ岳に到着し、約2時間かけて現場の焼き範囲をGPSその他機器を用い計測しました。その後は周りの景色を楽しんで下山しました。作業も終わりかけたところで、登山道整備に来られたIchiさんとバッタリ遭遇。無残な山頂を嘆いておられました。
下山の途中、福井県下高校山岳部の高校総体予選で大勢の山岳部の生徒と先生が登って来られ、その中に福井山岳会のN田さんもいらっしゃいました。また、ボクが高校山岳部時代にお世話になった先生もまだ現役でおられ(今年度で退職)、生徒たちの背中を見て懐かしく頼もしく思ひました。

 朝、釈氏ヶ岳から望む経ヶ岳。旧火山の面影を残す風情に感動の瞬間。今日は涼しくて登りやすかった。

それにしても、昨年は保田経ヶ岳の山頂で火災、今年は経ヶ岳の山頂で火災と、山林火災が続きました。経ヶ岳という名からも、山頂で誰かが護摩炊きしてたんじゃないかと思うくらいの不思議さでした。(保田経ヶ岳の出火原因は登山者の調理中のガスコンロの火炎が原因です)
 
 拡大した地形図上に焼き範囲を記載します。このデータをもとに焼損面積を求めます    記念撮影

大好きな山で、素晴らしい景色を堪能しながら、皆で楽しく調理してご飯が食べられるよう、登山される方は火器の取り扱いには十分注意して欲しいです。もちろんタバコの投げ捨ては登山のマナーとして無いと思いますが。)皆で大好きな山を守っていかなくては!
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